「いつになったらこの国は『選択的』夫婦別姓を認めるのか」 判決に疑問の声続々

「残念」「ため息しかでない」……。

夫婦別姓を選べない現在の戸籍法は、法の下の平等に反するとして、「サイボウズ」社長の青野慶久氏らが国を訴えた裁判の判決が3月25日、東京地裁であった。中吉徹郎裁判長は原告側の請求を棄却し、現行制度は合憲との判断を示した。この判決にネット上で、批判や疑問の声が上がっている。

時事通信

ジャーナリストの津田大介さんはTwitterで「最高裁が国会に対して議論(早く法制化しろよと)促している状況下でのこの判決。じゃあいつになったらこの国は『選択的』夫婦別姓を認めるのだろうね」とコメントした。

千葉市の熊谷俊人市長もTwitterを更新し、「(サイボウズの青野社長)とは千葉市でも講演を頂く等、交流をさせて頂いていたので残念です」と判決に言及した。

さらに「司法というよりは立法が解決すべき分野ということでしょう。日本人にとって戸籍は理屈ではなく感情・感覚的なものも入り込むので、政治に相応の覚悟が必要になります」と記した。

この他にもTwitterユーザーからは「ため息しかでない。選択的夫婦別姓くらい認めてほしい」といった声が上がっている。

なお、文京区議会は3月1日に「選択的夫婦別姓制度について国会審議を求める意見書を国に提出することを要望する請願」を全会一致で採択している。

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