鎌倉大仏を超える大仏、都内に出現へ 総工費4億円以上

高さ12メートル。名前は「鹿野(ろくや)大仏」です。
山形市で鋳造が進む大仏の顔と八坂住職(右側)ら。大仏の耳だけで2メートルあるという=宝光寺提供
山形市で鋳造が進む大仏の顔と八坂住職(右側)ら。大仏の耳だけで2メートルあるという=宝光寺提供
朝日新聞社

あの鎌倉大仏を抜く12mの座仏建設中 東京・日の出

 都心から約1時間半。東京都日の出町平井にある宝光寺が大仏の建設を進めている。寺によると、高さは12メートルで、座仏としてはあの鎌倉大仏(約11メートル)を抜く大きさ。来年3月に完成する予定だ。町の観光の目玉にと、地元の期待も高まる。

 大仏の名前は「鹿野(ろくや)大仏」。建設地である寺の裏山、鹿野山にちなむ。寺の敷地内ではかつて温泉が湧き、明治初頭まで「鹿の湯」として各地からの湯治客でにぎわったという。

 大仏は銅合金で造られ青銅色。横幅は約11メートル。同寺によると、高さは奈良・東大寺の大仏(約15メートル)に次ぐとみられる。八角形の台座(高さ約3メートル、縦横約15メートル)と円形の蓮華座(高さ約3メートル、直径約14メートル)を重ねた上に大仏が座る。総工費は大仏と蓮華座だけで約4億円。

(朝日新聞デジタル 2017年09月19日 08時10分)
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