人気ドラマ『glee/グリー』のサンタナ・ロペス役で知られる俳優で歌手のナヤ・リヴェラさんの遺体が7月13日、行方不明になったピルー湖で見つかった。
リヴェラさんは8日に、カリフォルニア州南部にあるピルー湖で行方が分からなくなっていた。
「遺体が見つかった場所、身体の特徴、衣服、身体の状態、そしてこのエリアで他に行方不明者がいないことから、私たちは見つかった遺体がナヤ・リヴェラさんであると断定しました」と、ベンチュラ保安官事務所のビル・アユーブ氏13日に開かれた記者会見で語った。
アユーブ氏によると、リヴェラさんは湖北東部分の水面に近い部分で見つかった。
発見された付近の水深は35〜60フィート(10〜18メートル)で、低木や木が多いエリアだったという。また遺体は落ち葉に覆われていて、殺人や自死の兆候はなかった、とアユーブ氏は述べた。
リヴェラさんは7月8日の午後1時頃、ピルー湖で4歳の息子のジョジー・ホリス・ドーシーさんとボートを借りた後、行方が分からなくなっていた。
ドーシーさんは、数時間後にボートの上でライフジャケットを着用して1人で眠っているのが発見された。
ドーシーさんが捜査官に、母はボートに戻るのを助けてくれた。しかし、振り返った時には、母は水の下に沈んで姿が見えなくなっていたと話した、とアユーブ氏は述べた。ボートからは、大人用のライフジャケットが発見されたという。
捜査官たちは、リヴェラさんの行方不明がわからなくなった8日夕方から、湖の捜索を開始した。
しかし、湖の状態から捜索は難航した。
捜索を手伝ったボランティアダイバーのマックス・オブライエンさんは、「視界が悪くて1〜2フィート(約30〜60センチ)先しか見えない上、木の枝や水面が低い時に生えた低木があって、小枝や深い茂みを取り除きながら手探りで探さなければいけない」と語っていた。
ピルー湖では過去にも多くの人が亡くなっている。湖の深さは季節によって異なる。公園の管理官は突風が吹き、冷たい水が季節によっては水深160フィート(約48メートル)にもなると、2000年にロサンゼルスタイムズに語っている。
リヴェラさんが行方不明になった後、SNSでは#PrayingForNaya(ナヤのために祈りを)がトレンド入りし、共演者やファンなど多くの人たちがリヴェラさんの無事を祈った。
リヴェラさんがInstagramに投稿した、ドーシーさんと2人でうつる写真には、たくさんのファンが無事を願うコメントを残している。
モデルや俳優、歌手として活躍したリヴェラさんは、2009-15年に放送された『glee』のサンタナ・ロペス役で一躍有名になった。
gleeの前には『ベルエアのフレッシュ・プリンス』や『Family Matters』『ベイウォッチ』『おとぼけスティーブンス一家』などにも出演。
最近では、ダンス映画『ステップ・アップ』のドラマ版『ステップ・アップ:ハイ・ウォーター』にNe-Yoらと一緒に出演する予定だった。
「ステップアップがStarzで放送されることになりました!!新シーズンは素晴らしいものになるはず!」
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。