世界ランク22位の大坂なおみが3月21日、マイアミ・オープン女子シングルス1回戦で、元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズを6-3、6-2のストレートで破る大金星を上げた。
大坂にとって、四大大会最多23勝を誇る元女王のセリーナは、「彼女がいなければテニスはしていない」と言うほど最大の憧れの選手。
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試合後のインタビューで「最初はとても緊張した。セリーナは私が大好きな選手で、セリーナと試合をするだけで夢のようですごく光栄だし、勝つことができてもっと嬉しいです」と喜びを語った。
また、「セリーナを驚かせたかった。彼女にもう一度『カモン!』と言ってほしくて、それが出来たと思うからよかった」と憧れのセリーナへの尊敬の思いを吐露した。
大坂なおみは、1997年10月16日生まれの20歳。大阪府大阪市出身。日本人の母親とハイチ系アメリカ人の父親を持ち、3歳の時にアメリカ・ニューヨークに移る。現在はフロリダを拠点に活動している。
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2013年にプロに転向。身長180cmから打ち下ろすパワフルなサーブと強いフォアが武器。
2016年10月に、日本勢初となるWTA最優秀新人賞を受賞。WTA世界ランキングで、自己最高の40位に食い込んだ。2015年時点では144位。ランキングを駆け上っている。
そして2018年3月19日、四大大会に次ぐ格付けのプレミアマンダトリーのBNPパリバオープンで、日本女子として初めて優勝したばかり。大坂選手の勢いは、いっこうに止まる気配がない。