女性を脅迫・性搾取した韓国「n番部屋事件」、有料会員2人の拘束令状を申請

警察は、現在テレグラムの「博士部屋」有料会員60人を立件し捜査中である。
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ALEXSL VIA GETTY IMAGES

女性を脅し性的に搾取していた「n番部屋事件」で、チャットルーム「博士部屋」の有料会員2人について、犯罪団体に参加した罪の容疑での拘束令状が申請された。

5月21日、ソウル警察庁デジタル性犯罪特別捜査団は、「博士部屋」有料会員2人を児童青少年の性保護に関する法律違反(児童性搾取物配布など)、犯罪団体加入の容疑で拘束令状を申請したと明らかにした。検察はこの令状を裁判所に申請した。

「博士部屋」の有料会員に拘束令状を申請したことも、テレグラムでの性搾取犯罪に犯罪団体加入の嫌疑が適用されることも、今回が初めてである。

ハンギョレによると、警察関係者は「この有料会員2人は、博士部屋で『博士』ことチョ・ジュビン容疑者に『犯行資金提供者』としての役割を果たしたとみて、この嫌疑を適用した」と話しているという。しかし、彼らの加担程度については「捜査が進行中の事案であり、具体的な役割を説明できない」と付け加えた。

警察は、現在「博士部屋」の有料会員60人余りを立件し、捜査中だと明らかにしている。

警察関係者は「今後、有料会員の中で、犯罪に積極的に協力・加担した者に対しては、犯罪団体加入の容疑を適用する方針」と明らかにした。

韓国の「n番部屋事件」とは?

チャットツール「テレグラム」上で発生した韓国の事件。犯人グループはSNSで女性をだまして性的な写真を入手し、それを元に脅迫する手口でさらにエスカレートした性的搾取画像や映像を送らせたりしていた。画像などは複数の有料チャットルームで共有され、金を払った会員26万人(重複含む)がそれを見ていた。被害者の女性は未成年を含む多数にのぼる。現在、警察が把握した被害者は10人だが、逮捕された容疑者の供述から70人程度と推測されている。韓国政府は、チャットルームの有料会員になって閲覧していた者も含む全員を厳正に調査し、処罰する方針だ。

ハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。

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