ミャンマーで、前輪が出ないトラブルに見舞われた航空機を機長が無事に着陸させ、大勢の命を救ったヒーローとして話題になっている。
飛行機を操縦していたのは、ミャンマーの国営航空会社「ミャンマー・ナショナル航空」のパイロット、ミャ・モー・アウン機長だ。
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ミャ・モー・アウン機長が操縦する飛行機は5月12日、ミャンマーのヤンゴンの空港からマンダレー国際空港に向かっていた。ミャ・モー・アウン機長は着陸前に、前輪が出せないことに気がついたという。
ロイター通信によると、機長は空港の上空を2回旋回して、コンピューターシステムと手動の両方で、前輪を出そうと試みた。
しかし二度とも失敗に終わったため、緊急時の対応手順に沿って機体を軽くするために燃料を燃やした。
その後、後輪から滑走路に着地し、飛行機の頭を地面につけて横滑りさせながら、機体を無事に止めた。
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AFP通信によると、飛行機には7名の乗務員を含む89名が乗っていた。乗客の一人が「着陸時に機内には煙が立ち込めたが、けが人はいなかった」と語っている。
ミャンマー・ナショナル航空も、けが人はいなかったと報告している。
ミャンマーの運輸・通信省の事務次官ウィン・カーン氏は、「パイロットは素晴らしい仕事をしました」とミャ・モー・アウン氏の判断と操縦技術を賞賛した。
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「着陸後、マンダレー市長と握手するのミャ・モー・アウン機長」
ミャンマーでは5月8日に、ヤンゴンの空港でビーマン・バングラデシュ航空の旅客機が着陸時に滑走路を外れ、11人が負傷する事故が起きたばかりだった。
今回トラブルが発生したエンブラエル190型機は、今後原因を調査するという。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。