持続生残細菌(persister)は、致死性の抗生物質や他のストレスを生き延びることのできる細胞亜集団である。
これらの細菌は、従来の治療薬で死滅させられないことから、抗菌剤治療で大きな難題となっている。
E Mylonakisたちは今回、膜を破壊することで増殖中のMRSAと持続生残性のMRSAを殺菌できるレチノイド化合物を開発した。
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今回彼らは、これらの化合物の1つで細胞毒性プロファイルを改良し、この化合物が慢性MRSA感染のマウスモデルで治療効果を持つことを示した。
これらの抗生物質を臨床治療薬候補へと近づけるためには、さらなる開発による安全域の改善が必要である。
Nature556, 7699
原著論文:
:10.1038/nature26157
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