「モスバーガーよ、お前もか」とSNSで衝撃が広がっている。マクドナルドに続いて全国のモスバーガーでも、フレンチフライポテトの販売を一時休止することになったからだ。
■アメリカ、カナダ産のジャガイモを使用していた
モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービスは2月9日、フレンチフライポテト関連商品の販売を10日から一時的に制限すると発表した。
フレンチフライポテトはSサイズ・Lサイズともに販売休止。一方、オニポテは単品・ドリンクセットともに販売を継続する。フレンチフライポテトの付いた児童向けの「ワイワイバーガーセット」などはネット注文は休止。店頭での注文のみとなる。
モスバーガー公式サイトによると、フレンチフライポテトのじゃがいもはアメリカ・カナダ産の物を使用しているという。
■販売休止の理由はコロナ禍による世界的な「物流の遅延」
モスフードサービスは、今回の販売制限の理由について以下のように綴っている。
「新型コロナウイルス感染症の影響が長期化していることや天候不順等により、世界的に物流の遅延が発生しております。当チェーンではすべての商品を安定的にご提供するために、さまざまな方策で原材料の調達に努めてまいりましたが、今回、全国すべての店舗で十分にフレンチフライポテトをご提供することができないと判断いたしました」
対象となるのは全国のモスバーガー店舗約1200店。販売制限の解除は3月中旬を見込んでいるという。
販売が制限される商品は以下の通り。
■日本マクドナルドも2月7日までポテトのM・Lサイズを販売休止していた
フライドポテトをめぐっては、日本マクドナルドがMサイズとLサイズを1月9日から販売休止。2月7日に販売を再開したばかりだった。
同社は北米からジャガイモを輸入しているため、カナダのバンクーバー港近郊での大規模水害やコロナ禍での世界的な物流網の混乱が理由だとしていた。