『スーパーサイズ・ミー』監督、レイプやセクハラをしていたことを告白

モーガン・スパーロック氏がTwitterで書簡を公開。
Neil Hall / Reuters

映画『スーパーサイズ・ミー』などで知られる監督のモーガン・スパーロック氏は12月13日、Twitterで書簡を投稿し、過去にレイプやセクシャル・ハラスメント(セクハラ)をしたことを明らかにした。

スパーロック氏は2004年の映画『スーパーサイズ・ミー』で、自身が30日間にわたって3食すべてマクドナルドだけを食べ続けたら身体や精神面でどのような変化が起きたかを記録した。また、監督自ら過激派組織アルカイダを率いていたオサマ・ビンラディンを捜索するため、イスラム諸国を訪ね歩く映画『ビン・ラディンを探せ!』の監督も務めた。

「彼女はセックスしたくないと言っていましたが、私たちは一緒に寝ました。そして話をし、キスし、笑い、そしてセックスを始めました」と、スパーロック氏は書簡に記した。「私は彼女が気持ちよくなっていたと思っていましたが、彼女はレイプされたと思ったのです」

また、スパーロック氏は2009年、アシスタントにセクハラしていたことも認めた。

「女性アシスタントを呼ぶ時、『ホットパンツ』とか『セックスパンツ』(共に「ムラムラする女性」の意味)などと言っていました。その時は冗談のつもりでしたが、まったく品のない行為であり、彼女の存在をないがしろにしていました」

スパーロック氏は青少年期に性的虐待を受けていたことを告白し、13歳からアルコール中毒になっていたと明かした。公開した書簡には、スパーロック氏が助けを求め、改めるためにあらゆることをしていたと述べている。

NBCニュースによると、スパーロック氏の最新作は、女性の問題にフォーカスしたテレビドキュメンタリーシリーズ『Who Runs The World?』。芸能誌「ハリウッド・レポーター」によると、2018年公開予定のこのドキュメンタリーには、女優のサラ・ジェシカ・パーカーや、女性向けライフスタイルメディア「Refinery29」も制作協力している。

スパーロック氏が書簡を公開しようとしたきっかけは、自分の強い立場を利用して男性たちが性暴力やセクハラをしていた事実がこの数カ月で次々と明らかになったことから、自身の過去の過ちを明らかにしようとしたことだという。

「私は、無邪気な傍観者ではいられない」と、スパーロック氏は語った。

書簡全文は、こちら

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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