新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け、東京都の小池百合子知事は7月31日の記者会見で、「状況がさらに悪化した場合、都独自の緊急事態宣言を発することも考えざるを得なくなる」との見解を示した。岐阜新聞などによると、岐阜県は県独自の「非常事態宣言」を発表する方針。
都によると、31日の新規感染者数は463人で、過去最多だった30日の367人を大幅に上回った。小池知事は30日の臨時記者会見で、「感染拡大特別警報の状況だ」と発言。酒類を提供する飲食店やカラオケ店に営業時間の短縮を要請していた。
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31日の会見では、「(都独自の緊急事態宣言の発令を指し)そうならないためにも、この『感染拡大特別警報』によって、皆さんとともに対策を講じていこうということです」と述べた。
小池知事は「夏休みやお盆休みの期間に入りますが、夏の計画やイベントの準備は今年は残念ながら例年とは違う夏になる。今、対策の手を緩めてはいけない」などと呼びかけた。
■岐阜県は独自に宣言へ
名古屋テレビなどによると、岐阜県は31日にも、県独自の「非常事態宣言」を発表する方針。31日午後に県の対策本部員会議で発令を決定する見込みで、感染が拡大する地域への移動を控えるよう注意を促す内容も盛り込まれるという。
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愛知県の大村秀章知事も30日、名古屋など一部の地域に絞って県独自の緊急事態宣言を発令する可能性を示唆している。