美を競う世界的なミス・コンテスト「ミス・ユニバース」の2018年度スペイン代表に、トランスジェンダーの女性が選ばれた。トランスジェンダーが世界大会への出場権を得たのは、1952年からの開催史上初となる。
アンジェラ・ポンセさん(26)は6月30日、23人が参加したスペイン大会で見事優勝し、世界大会への出場権を獲得した。
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大会前、彼女は自身のInstagramで「私の目標はLGBTQコミュニティーだけでなく、すべての人を代表し、包容力と多様性と相互尊重の重要性を伝えることです」と綴っていた。
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ロイター通信によると、ミス・ユニバースはかつてトランスジェンダーの大会参加に反対しており、2012年のカナダ大会では参加者のジェナ・タラコヴァを「トランスジェンダー」という理由で一時失格させ、激しい批判を浴びた。その後同機構の代表を務めるドナルド・トランプ氏の意向で、失格を撤回し参加資格を認める決定を下したという。
ミス・ユニバース世界大会は今年12月、フィリピン・マニラで開催予定だという。