ミス・アメリカ 韓国系アメリカ人が初めて優勝「とてもクール」

小さな頃は自分のルーツを恥じていたというブロイルズさん。成長した今では受け入れることができていると語っています。
2021年12月16日 ミス・アメリカに選ばれた、アラスカ州代表のエマ・ブロイルズさん
2021年12月16日 ミス・アメリカに選ばれた、アラスカ州代表のエマ・ブロイルズさん
via Associated Press

アメリカ・コネチカット州で12月16日に行われたミス・アメリカ大会で、アラスカ州代表で韓国系アメリカ人のエマ・ブロイルズさんが優勝した。

アラスカ州代表が優勝するのが初めてなだけでなく、AP通信によると、韓国系アメリカ人が優勝するのも大会100年の歴史で初。ダブル快挙となった。

ブロイルズさんはPeople誌のインタビューに対し、「知られる限り初めての韓国系アメリカ人のミス・アメリカに選ばれたことを、とてもクールだと思っています。小さな頃、一般的なメディアで私のような見た目の韓国人女性を見たことがありませんでした」と述べ、自分のルーツを恥じていたという。しかし、成長した今は受け入れることができていると語っている。

現在アリゾナ州立大学で生物医学を専攻しており、将来の夢は皮膚科医だというブロイルズさんWashington Post紙によると、大会のインタビュー審査でSNSでの自分の表現について問われ、「私はみんなと同じくリアルで、完璧ではないということを見せるようにしてきました。私はADHDや、強迫性障害の一種である皮膚むしり症を抱えています。...私はそういったものと苦闘してきましたが、そのおかげで、私はより良い人間になることができました」と語ったという。

ミス・アメリカは1921年にビューティコンテストとして始まったが、2018年には水着審査を廃止。容姿ではなく、知性や情熱などを審査の対象にするという方針へシフトしている。

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