多様性の時代、私たちの目の前にはたくさんの選択肢が広がっている。それは喜ばしいことである一方で、進むべき道を迷ってしまったり、人と対立したりすることもある。
そんな時代だからこそ、自分の意見を声に出し、ディスカッションすることが、一歩前に進むために必要なのではないだろうか。
自動車ブランドMINIは「BIG LOVE. みんなの違いを、みんなのパワーに。」 をコンセプトに、多様性ある社会を讃えるキャンペーンを実施している。その一環として、立場の異なる2名がドライブしながら対話する「MINI DRIVING DISCUSSION.」の動画が公開中だ。
今回は、ファミリーマートで展開されるブランド「コンビニエンス ウェア」を手がけて話題となったFACETASMの落合宏理さん、そして俳優やモデル、ラジオDJとして幅広く活躍する中田クルミさんのディスカッションを紹介。
ドライブしながら、多様性の時代のクリエイションや働き方、サステナビリティなど、3つのトピックを話し合った。
↓ディスカッション全編は動画をチェック。
トピック①「少数に深く愛されるものと、多数に広く受け入れられるもの、どっちがいい?」
多様性の時代、エッジの効いたコンセプト、個性的なデザインなど、少数に深く愛されるものが歓迎される場面も多い。一方で、ビジネスにおいてスケールが求められた時など、大多数に受け入れられるものをつくるべき時もある。
何かをつくる時、私たちはどちらを目指したらいいのだろう?
落合さんがファミリーマートと共同開発し、今年3月から発売されたブランド「コンビニエンスウェア」。FACETASMの熱烈なファンを抱えながら、「多数」に向けて落合さんが挑戦した背景を語った。
「最初の頃は、自分が好きなものを作って、それに結果がついてくれたらいいなくらいに思ってた。でも、経験を積んでいく中で、色々なことを知って、色々なやり方があるなってわかって、クリエイションの出し方も変わっていった」
最初は自分が好きなものから始まり、それから多数へと向かった落合さん。一方、中田さんは、少数に愛されながら、多数に受け入れられるためにどうすればいいか葛藤があったという。
「ファッション誌『Zipper』のモデルをきっかけに世に出て、ある一定の年齢層、ある一定のジャンル層からは熱烈なファンがいたんです。だけど、そこから一歩外れると、誰も自分を知らない。『中田クルミさんって誰ですか』って。俳優をやりたくて東京に出てきて、ゆくゆくはみんなに見てもらえるところに行かなきゃいけないけれども、自分はすごくマイノリティなとこにいる。どうしたらいいんだろうっていう葛藤はずっとありましたね」
少数に深く愛されることと、多数に広く受け入れられることの間で表現し続ける2人がディスカッションしたことは?続きは動画でチェック。
トピック②「1つの仕事に集中するべき?複数の仕事に挑戦するべき? 」
従来の終身雇用制度が崩壊し、転職することは当たり前になった。さらには、副業や複業など、柔軟な働き方も浸透しつつある。
1つの仕事に集中することも、複数の仕事に挑戦すること選べる時代、二人はどちらの道を選ぶのか。
「ファッションデザイナーとしての可能性はさらに広げたいなと思う。だから、色々なことにチャレンジして、それが最終的にデザインにちゃんと返ってくればいいなと思ってる」
ファッションデザイナーという軸は変わることはないが、そのキャリアのために様々な挑戦をしたいと話す落合さん。
一方で中田さんは根っからの複数派だ。しかし、そのことで悩んだ時期もあった。
「私、趣味がめちゃくちゃあるんですよ。色々なことに対して興味があるから色々なことをやりたい。でも、肩書きを求められるというか、あなたは結局何をやってる人なのって言われる時期がずっとあった。『クルミちゃん結局何なの?』みたいな。
やっと最近、色々やることが認められる時代になったなと思うんです。だからマルチ派ですね、もう圧倒的に。副業どんどんやればいいよねって」
落合さんはテキスタイル会社で働きながら様々な経験を積み、自らのブランドを29歳で立ち上げた。その経験から中田さんの言葉に同意する。
「デザイナーになりたい若い子がいたら、デザイナーは最後にやればいいんじゃんっていうのはよく言いますね。自分が心動いて、今しなきゃいけないと思うことをまず優先するべきだなとはすごく思う。今は色々な選択肢があるから。色々なことを経験したらいい。美味しいコーヒーをいっぱい知ってる方がいいデザインを描くことに繋がったりもするし」
そんな複数派の二人だが、「1つのことをできるのは特別で素晴らしいこと」とも話した。ディスカッションの末に導き出した結論とは…?続きは動画でチェック。
トピック③「サステナブルなファッションを広げるために必要なのは、業界の変化?消費者の変化?」
近年、あらゆる業界で求められているサステナビリティ。2030年のSDGs達成に向けて、企業も消費者も変わりつつある。
ファッション業界も例外ではなく、大量生産大量消費のビジネスモデルや、素材の持続可能性などが問い直されている。
「僕ら発信する側としては、受け取る側のストレスになっちゃいけないなと思っている。全員がサステナビリティに対する意識を持てるわけではないし、ヒステリックにもなってもいけないから」
そう話す落合さんは、「コンビニエンスウェア」でのサステナブルな取り組みを振り返った。
「エコ素材を使うのは当たり前だけど、プラスα、捨てさせないことがすごく重要かなと思う。コンビニエンスウェアのパッケージも、携帯のケーブル入れたり、筆箱の代わりにしたりできるように、捨てないで使えるデザインを意識した」
落合さんの話を受け、中田さんは「究極のサステナブル」なアイテムについて語った。
「シャネルのオートクチュールのコレクションって、1回買ったら、太りました、痩せました、娘に着せたいから小さくしたいっていう時に、無料でリサイズしてくれるんです。一生面倒を見てくれる。しかも孫の代どころか何代も。それって究極のサステナブルじゃないですか」
今、大きく変わりつつあるファッション業界。その中を生きる二人の話には、ファッションだけでなく、これからの“ものづくり”のヒントが散りばめられていた。続きは動画でチェック。
みんなの違いを、みんなのパワーに。
意見が違う、好きなことが違うのは当たり前。
そんな多様性の時代だからこそ、違いを恐れずにディスカッションしてみると様々な発見がある。そして、そんな発見が積み重なって、これからの面白い時代をつくり上げていくのだろう。
ドライブでもしながら、コーヒーでも飲みながら、これからの時代に考えたいトピックを話し合っていきたい。
◇お二人が動画で乗っている車はこちら
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