2020年1月、娘のジジ(ジアーナ)さんと他の7人とともにヘリコプター事故で亡くなった、元プロバスケットボール選手のコービー・ブライアント氏。
そのブライアント氏を「弟のような存在だった」と語っていたNBAレジェンドのマイケル・ジョーダン氏が、ブライアント氏のバスケットボール殿堂入りを前に、ふたりが最後にやりとりしたテキストメッセージをESPNのインタビューで明かした。
最後のやりとりは2019年12月。
その中でブライアント氏は、ジョーダン氏がプロデュースに携わったシンコロ・テキーラを褒め、ふたりはお互いの家族についてメッセージを交わした。
そして最後に触れたのは、やはりバスケットボールの話題だった。
(ESPNからの抜粋)
「彼は、夢中になってジジのコーチをしていました。だから私はこう送ったんです」とマイケル・ジョーダンは説明した。
「良い休日を」「近いうちに会おう。コービーコーチ??!」
「それに泣き笑いの絵文字をつけました」とジョーダン氏は笑みを浮かべて語った。
このメッセージに、コービー氏は「そちらこそ」と返信してきたという。
「ちなみにコーチ、今ベンチに座っているんだけど、こちらは45-8で圧勝しているよ」
ジョーダン氏はこのやりとりを、今でも消去せずに残しているという。
「このやりとりが本当に好きなんです。コービーの負けず嫌いの性格をよく表しているから」とジョーダン氏はESPNに語った。
ヘリコプター事故が起きた時、ブライアント氏は13歳だった娘のジジさんの試合に向かう途中だった。
同氏は5月16日に、バスケットボール殿堂入りする。式典ではジョーダン氏がブライアント氏のプレゼンターを務めることになっている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。