ロシアで営業を停止しているマクドナルド。しかし、黄色の「M」マークのロゴは健在のようだーー。
マクドナルド閉鎖で新たに提案されたファストフードチェーン「Uncle Vanya’s」のロゴが、マクドナルドのロゴにそっくりなのである。
3月初め、マクドナルドは「ウクライナでの不必要な人的被害を無視することはできない」と述べ、ロシアによるウクライナ侵攻を非難。ロシア国内の全847店舗を閉鎖した。
マクドナルドがロシアで営業を始めたのは、ソビエト連邦時代の1990年1月31日。アメリカ資本主義の象徴となり、オープン当日にはファストフードの味を求めて3万人以上の行列ができたという。
3月8日に一時的営業停止を発表した際には、6万2000人以上の従業員と約850店舗を抱えており、プーチンと西側諸国を分断する極めて重要な出来事となった。
しかしその数日後、ロシア議会では、マクドナルドに代わって「Uncle Vanya’s」というチェーン店の展開を検討する可能性が出てきたようだ。
しかもロゴは、マクドナルドのMを横にして「B」(キリル文字のVでVanya’sのV)に見えるようになっているだけ。
このロゴは、ロシア国家院議長Vyacheslav Volodin氏が自国版マクドナルドを持つべきだと発言したことから、特許出願されたものだという。
このブランドが実際にレストランにまで発展するかどうかは不明だが、Twitter 上では既に話題になっている。
国会がロシアでマクドナルドの代わりになるファストフードチェーンを提案して、そのロゴを特許出願したらしい。それがコレ。冗談じゃなくてマジで。
海外からの投資はもう永遠にいらない?それならこういうことしてもいいかもね。
ロシアでそっくりブランドの対象となるのは、マクドナルドだけではないかもしれない。
ウクライナ侵攻が始まって以来、企業はウクライナの背後に結集し、ロシアでの事業を停止している。そこにはスターバックス、IKEA、ユニリーバ、H&M、Netflixやハイネケンなどの有名企業が含まれるが、そのいくつかは既にそっくりチェーンが設立されている。
例えば、バーレルに入ったフライドチキンを販売するCrimean Fried Chicken(CFC)や、コーヒーを販売するStarducks(スターダックス)という、元祖のブランドにそっくりなチェーン店が既に存在するという。
ハフポストUK版の記事を翻訳・編集しました。