松本人志、ワイドナショーで憤り「吉本興業はこのままじゃ壊れていく」 岡本社長は会見へ

吉本興業の岡本昭彦社長も出演し、22日にも記者会見を開くことを発表した。
Getty Editorial

ダウンタウンの松本人志さんが7月21日、「ワイドナショー」(フジテレビ系)に急遽生出演し、反社会勢力への闇営業問題について謝罪会見を開いた雨上がり決死隊の宮迫博之さん、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんについてコメントした。

「吉本興業はこのままじゃ壊れていく」会社側を厳しく非難

番組冒頭では、松本さんと東野幸治さんが登場。松本さんは会見を「仕事の合間に見た」と明かし、「思ったよりなかなかハード。なかなか無視できないなぁと思いまして」と、急遽番組を生放送に切り替えた理由を説明した。

会見は断片的に見ただけだが、松本さん自身が、「知らなかった事実があまりにも多すぎて。これは俺も騙されていたみたいな気になった」と告白。

 「このままじゃ吉本は絶対よくない。この会見を見て手のひらを、(宮迫や田村亮が)悪から善にいったとは思ってないです。でもここまで追い込んで、信頼関係がなくなってしまった会社に対しては、これは絶対に良くないし、吉本興業はこのままじゃ壊れていく、潰れていくんじゃないかなと危機感はだいぶ持ちましたね」

さらに、「吉本興業は日本の人たちを面白くする、楽しませるための会社であって、この2カ月くらいは正直全然面白くなくて。ご飯食べてもみんな心で笑っていないというか。現場では本番中はプロですから一生懸命おどけてやるんですけど、本番終わった後はみんな顔が曇ってて。お笑い芸人が笑えてもらえないことに憤りを感じる」と話し、吉本興業の対応を厳しく非難した。

松本さんは会見後、吉本興業の社員らと話しをしたという。「会社に変わらないといけないという話をしました。岡本社長に会見をさせなさい。絶対やらないとダメだということは言いました」とも話した。

また、「吉本興業内に、もう一つ松本興業じゃないですけれども、僕の部署を作ってくれ。やらかした子達、イエローカードの子達を俺が引き取るから」と、申し出たことも明かした。

「笑いを愛する人間を、自分から辞めるならともかく、上から言われてクビというのは絶対違うと思うから。それは言いましたし、会社は受け入れてくれたし。さんまさんも割と同じことを言ってくれてるみたいで」とも話した。

吉本の岡本社長、会見へ

番組内では、岡本昭彦社長のコメント映像も流れた。岡本氏は一連の騒動について謝罪し、「明日(22日)にも会見を開く」と発表した。

「松本 動きます」宣言していた

宮迫さんと田村さんは20日、吉本興業を通さずに独自で会見を主催。反社会的勢力の会合に出席し、金銭授受があったことなどを謝罪した。

会見では、一連の騒動をめぐる吉本興業の対応を暴露。謝罪会見を開きたいと吉本側に訴えたものの、岡本昭彦社長から「やってもええけど、全員連帯責任でクビにするからな」と反対されたなどと主張した。吉本側の対応に不信感が募り、弁護士を立てて会社側と交渉を続けたという。

松本さんは20日夜、Twitterを更新。「後輩芸人達は不安よな。松本 動きます。」と宣言していた。 

後輩芸人達は不安よな。

松本 動きます。

— 松本人志 (@matsu_bouzu) July 20, 2019

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