「保守速報」や「アノニマスポスト」などの保守系まとめサイト、アクセス不能に。

いずれも保守系の論調で知られている。
「保守速報」のトップページ。画像を一部加工しています。
「保守速報」のトップページ。画像を一部加工しています。

まとめサイトの「保守速報」や「アノニマスポスト」、バイラルメディアの「netgeek」など複数の保守系サイトが、10月25日ごろからアクセスしづらい状態が続いている。各メディアの公式Twitterは、標的のウェブサイトやサーバーをダウンさせるDDoS攻撃を受けている、と報告した。

「まとめサイト」とは、ニュースサイトや2ちゃんねる(現5ちゃんねる)などの掲示板、SNSなどに投稿された書き込みや記事を転載、紹介しているサイト。

28日12時時点で、「保守速報」や「アノニマスポスト」、「Share News Japan」、「もえるあじあ」などのまとめサイトが閲覧しづらい状況が続いている。

また、バイラルメディアの「netgeek」も27日、DDoS攻撃によってアクセス不能の状態が続いているとTwitterで報告した

今回アクセス不能が確認されたサイトは、いずれも保守系の論調で知られており、韓国や中国に対する差別的な内容などがたびたび問題視されている。

「保守速報」をめぐっては、2014年8月、同サイトの記事で名誉を傷つけられたとして、在日朝鮮人のフリーライター李信恵さんが2200万円の損害賠償を求めてサイト運営者を提訴。

大阪地裁は2017年11月、名誉毀損や差別の目的があったと認定し、運営者の男性に200万円の支払いを命じる判決を出した。双方が控訴したが、2018年6月の控訴審判決でも、大阪高裁は1審判決を支持し、控訴を棄却した

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