衆院選などで「独自の戦い」を続けてきた又吉イエス(本名・光雄)さんが、代表を務める「世界経済共同体党」の公式サイトで政治・選挙活動から引退を表明していたことが分かった。公式ホームページでは、6月30日付で次のように説明している。
ホームページをご覧の皆さん、いつもありがとうございます。
世界経済共同体党の状況を申し上げます。
代表の唯一神又吉イエスの健康がすぐれず、回復して政治活動・選挙活動をするのは無理とのことであります。
よって、ここに世界経済共同体党の政治活動とホームページを閉鎖します(但し、ホームページは10月末に閉鎖となります)。
長い間のご支持・ご支援をありがとうございました。尚、唯一神又吉イエスの名称と存在は従来通りであります。
2018年6月30日 唯一神又吉イエス
又吉さんは、1997年の沖縄県宜野湾市長選挙に立候補したのを皮切りに、衆院選東京1区や沖縄県知事選、参院選東京選挙区など20近い選挙に立候補。主要党派の候補者とは一線を引く「独自の戦い」を展開、落選を続けながらも立候補を続けた。
黄地に黒い文字で「腹を切って死ぬべき」などという決まり文句で相手候補を批判するポスターなどが話題になった。直近では、2017年10月の衆院選で東京1区から立候補したが1307の得票数で落選していた。
又吉さんは、同党の公式サイトの2018年の新年挨拶のなかで、「昨年10月の衆議院選では東京都一区で『唯一神又吉イエス主義』を掲げて選挙を行い、有権者の皆さんの期待を痛感した。この1年を更なる『唯一神又吉イエス主義』の東京都内全域への発展・拡大・浸透の年とし、昨年の衆議院選から来年の参議院選への渡りの年としたい」と抱負を語っていた。