家電製品や収納用品などを手がけるアイリスオーヤマが、6月からマスクの生産を始めると発表しました。新型コロナウイルスによるマスク不足を受けた措置です。
同社はこれまで中国の大連工場と蘇州工場の2拠点において、24時間稼働でマスクを生産し、月8000万枚を日本国内に供給してきました。
約10億円をかけて宮城県角田工場の一部を改修し、月6000万枚(30日稼働の場合)のマスクを新たに生産することで、日本国内へ月1億4000万枚を供給できる体制を築くとしています。
生産アイテムは、不織布マスク(プリーツマスク、学童用マスク)で、ドラッグストアなどを中心に供給していくと言います。
なお、製品の詳細や価格は未定としていますが、『これまで中国1か国に依存していた生産体制を分散し、リードタイムを約2週間短縮できるため、安定して供給できる』と説明しています。
マスクの国内生産については、大手家電メーカーのシャープが三重県多気町の自社工場でマスクの生産を開始しています。
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2020年3月31日Engadget 日本版「(アイリスオーヤマ、マスクを生産。6月から国内工場で月6000万枚)」より転載
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