マライア・キャリーさんの母親と姉が同じ日に死去。「悲しみに暮れています」

マライア・キャリーさんは自分と同じように音楽の才能があった母との複雑な関係をオープンに語ってきました
レコーディング・アカデミー主催の「Black Music Collective」に出席したマライア・キャリーさん(2024年2月1日)
レコーディング・アカデミー主催の「Black Music Collective」に出席したマライア・キャリーさん(2024年2月1日)
Jeff Kravitz via Getty Images

アメリカの歌手マライア・キャリーさんの母と姉が同じ日に亡くなった。キャリーさんが8月26日、ピープルへの声明で明かした。

キャリーさんは「この週末に母が亡くなり悲しみに暮れています。さらに悲劇的なことに、姉も同日に死去しました」と伝えている。

「母と、亡くなる前の最後の1週間を一緒に過ごせたことを幸せに思います。皆さんから愛とサポートに感謝します。今はとてもつらい時期ですので、プライバシーを尊重して下さいますようお願いいたします」

キャリーさんは母親パトリシア・キャリーさんと姉アリシア・キャリーさんの死因については触れていない。

キャリーさんの母パトリシアさんは、ジュリアード音楽院で学んだオペラ歌手でボイストレーナーでもあった。キャリーさんは、自分と同じく音楽の才能を持つ母親との複雑な関係をオープンにしてきた。

ピープルによると、キャリーさんは「私の人生の多くの側面がそうであったように、母との旅は矛盾と相反の現実に満ちていた。それは黒と白でわかれるようなものではなく、いろんな色がある虹のように様々な感情が入り混じっていました」と2020年の自伝『The Meaning of Mariah Carey(マライア・キャリーが意味するもの)』で、振り返っている。

「私たちの関係はプライドや痛み、羞恥心、感謝、嫉妬、称賛、そして失望が入り混じったとげだらけのロープのようなものです。複雑な愛が私の心と母の心を縛り付けています」

キャリーさんは自伝で兄のモーガンさんと姉アリソンさんとの複雑な関係にも触れており、当時の考えとして「連絡を取らない方が感情的にも肉体的にも安全なのです」と書いていた。

また、冒頭の献辞では母へのメッセージとして「すべてを通し、できる限りの最善を尽くしてきた母のパットへ。私はこれからも、あなたを精一杯愛します」とつづっていた。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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