加工食品を手がける川商フーズは1月15日、「ノザキのコンビーフ」の“枕缶”と呼ばれるパッケージでの販売を終了すると発表した。この台形のパッケージにはおよそ70年の歴史があり、消費者から親しまれてきた。
製造ラインに限界がきたためで、今後はシール蓋を採用した新しいパッケージでの販売に切り替える。
川商フーズの発表によると、「ノザキのコンビーフ」は国産コンビーフ第1号として1948年に発売された。その後、現在まで続く台形型のパッケージとなり、鍵状の専用道具で缶の側面をくるくると巻き取るように開封する“枕缶”と呼ばれるスタイルで親しまれてきた。
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ノザキのコンビーフは15日、公式Twitterでこの枕缶の販売終了を発表。理由は「製造ラインに限界がきており、変更せざるを得なくなりました」とした。
製造はすでに終了していて、在庫がなくなり次第、姿を消すこととなる。
今後は、開けやすさを重視しシール蓋を採用した新しいパッケージに切り替える。見た目は台形の“枕缶”を最大限踏襲したという。内容量は従来の100グラムから80グラムに減り、その分価格も安くなるが、グラム単価は上がる見込み。
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