『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』などの開発で知られるTVゲーム会社「MAGES.(メージス)」(東京都港区)が親会社のドワンゴから独立した。
プレスリリースによると、MAGES.の志倉千代丸(しくら・ちよまる)社長が代表を務める別会社が7月12日、ドワンゴの保有する全株式を買収する「マネジメント・バイアウト(MBO)」を実施。ドワンゴとの資本関係がなくなったという。
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志倉社長は公式Twitterで26日、「独立しました!」と報告。「10年近くお世話になったドワンゴには感謝しかないです。まるで巨大サークルのようなあの独特の文化が大好きでした。今後も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」と挨拶した。
ドワンゴは位置情報ゲーム「テクテクテクテク」の収益化が振るわないまま、6月にサービス終了。看板サービスである「ニコニコ動画」の有料会員も年々、減小するなど苦境が続いている。2月には創業者の川上量生氏がドワンゴ取締役とカドカワ社長を辞任していた。
■MAGES.とは?
もともと、株式会社ティー・ワイ・オーの連結子会社として2005年に志倉氏が設立した「株式会社5pb.」が母体だ。
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2009年にティー・ワイ・オー保有分の株式を取得して独立。2011年にドワンゴの関連会社と合併して、株式会社MAGES.が発足していた。
少女が多く登場しつつもSF色の強い「科学アドベンチャーシリーズ」で知られており、タイムトラベルをテーマにしたTVゲーム『STEINS;GATE』を2009年に発売。テレビアニメがヒットした上、劇場上映もされるなど大ヒットとなった。