アップルは第8世代の最大6コアIntelプロセッサを搭載した 新型MacBook Proを発表しました。アップグレードが発表されたのはTouch Barモデルのみで、非Touch Barモデルには更新がありません。
15インチモデルでは、従来のLPDDR3メモリに代えてDDR4メモリを採用。さらに、ユーザーから要望の高かった32GBメモリ搭載が実現します。
本日、なんの前触れもなく発表された最新型のMacBook Pro。13インチモデルは第8世代のクアッドコア Intel Core i5およびCore i7、15インチモデルでは6コアの Core i7とCore i9が選択可能となっています。さらに後者では、最大32GBのメモリ搭載がついに実現することに。
アップルのニュースリリースによれば、15インチの6コアは従来比で最大70%、13インチのクアッドコアは最大2倍の高速化が実現するとのこと。
そして画面も、Macシリーズとしては初のTrue Tone搭載Retinaディスプレイを採用。バタフライキーボードも2017年型の第2世代から第3世代とアップグレード。故障しやすいとして集団訴訟にも発展したバタフライキーボードは2015年〜2016年モデル、つまり第1世代でしたが、いっそう改良が重ねられているのかもしれません。
さらにiMac Proに採用されていたT2チップも搭載。システムセキュリティも強化されるほか、Mac上で初めて「Hey Siri」が使えるようになるとされています。
アップルのワールドワイドマーケティング担当上級副社長フィリップ・シラー氏は、次のように述べているとのこと。
最新世代のMacBook Proは、私たちが作り上げた中で最も速く最もパワフルなノートブックです。第8世代の6コアプロセッサ、最大32GBのシステムメモリ、最大4TBの超高速なSSDストレージ、新しいTrue Toneテクノロジーを備えたRetinaディスプレイとTouch Bar、セキュリティを強化するApple T2チップ、第3世代になり静粛性を増したキーボードを、丸一日使い続けられるバッテリーと共に、薄型軽量デザインのアルミニウム製ボディに収めた最新のMacBook Proは、プロユーザのための最良のノートブックと言えるでしょう。
お値段は、13インチモデルが198,800円(税別)から、15インチモデルが258,800円(税別)から。後者でメモリを32GB、ストレージを4TBの最大構成にすると、676,800円(税別)というMac愛が試される金額に。いずれにせよ、プロユースにとって最強の選択肢が一つ増えたとは言えそうです。
(2018年7月12日Engadget日本版「速報:新型MacBook Proが突如発表。第8世代Core採用で最大6コアCPU、RAMは最大32GB」より転載)
【関連記事】