M&M’sが「インクルーシブ」に変化も、漂う「コレジャナイ感」…SNSでツッコミ続々

6色のキャラクターの見た目の変化は、靴に集中しているようです。
ラスベガスにあるM&Msの店舗
ラスベガスにあるM&Msの店舗
Alphotographic via Getty Images

80年以上の歴史があるチョコレート菓子M&M’sがよりインクルーシブになる。

M&M’sを製造するマースは1月20日、「すべての人たちが居場所があり、社会をインクルーシブだと感じられる」ためのグローバル戦略を発表。

その一環として、6色のマスコットをイメージチェンジした。

新しくなったマスコットたち
新しくなったマスコットたち
Mars

見た目の変化は靴?

マスコットの外見や性格の変化について、マースは「自己表現とコミュニティーの力の重要性を強調するため」と説明している。

ただし、見た目の変化は靴に集中しているようだ。

6つのマスコットのうち、最も変化したのは女性キャラクターのブラウンとグリーン。

ブラウンはこれまでもヒール靴を履いていたが、ヒールの丈が低くなった。グリーンはゴーゴーブーツからスニーカーに履き替えた。

グリーンの靴についてマースは「クールでカジュアルなスニーカーは、彼女の自然な自信を反映する」と説明している。

またブラウンとグリーンは、これまで広告でぶつかり合う姿が描かれてきたが、今後は「仲良く」「女性同士で助け合う」ようになる。

グリーンの紹介ページには「忙しくて、人の悪口を言う暇なんてない」と書かれている。

Z世代に最も身近なオレンジ

他のキャラクターは、レッドとイエローの靴に靴ひもがついた。そしてオレンジは、これまで外れていた靴ひもを結ぶようになった。

CBSによると、オレンジはZ世代に最も身近なキャラクターだ。これまでも心配性な性格だったが、これからは「不安を感じる本当の自分を受け入れるようになる」という。

また、いじめっ子だったレッドは、今後はより親切な性格になる。

さらに、見た目と性格の変更に加えて、名前から「Ms」という性別を示す敬称がなくなるという。

マースはこのグローバル戦略について「よりインクルーシブで快適で、人々を一つにする」と述べているが、この変化に複雑な思いを抱えている人もいるようだ。

キャラクターの変化について、SNSでは様々な反応が投稿されている。

100% here for a sneakerhead m&m we are an oppressed community that deserves representation pic.twitter.com/CG4VHcZLla

— aaron (@paradoomer) January 20, 2022

スニーカーに力を入れたM&Mに100%同意。我々は虐げられたコミュニティで、もっと代表される必要がある

orange will acknowledge his anxiety pic.twitter.com/hNmcRbrwtX

— Nathan Allebach (@nathanallebach) January 20, 2022

オレンジが、不安を認めるようになった

How can I possibly eat M&Ms by the handful now knowing Orange has anxiety issues and Blue “just wants to be happy”. They all have “woke” bios now. Melting in my mouth and not in my hand wasn’t good enough? pic.twitter.com/tJvYX9S5HO

— Josh Boose (@JoshBoose) January 20, 2022

オレンジが不安の問題を抱えていて、ブルーが「ただ幸せになりたい」ということを知りながら、どうしてM&Mが食べられるだろう。

 ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。

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