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※2022年にハフポスト日本版で反響の大きかった記事を、再編集して紹介しています。(初出:9月12日)
9月10日に放送されたTVアニメ『リコリス・リコイル』第11話で、主要キャラ2人がヒガンバナを咥えるイラストが放送された。これに関して、コスプレなどをする際には「絶対に真似しないで」と、ファンやアニメの制作関係者が注意喚起をしている。
■話題となった第11話のアイキャッチとは?
話題になったのは、第11話のCM前後に映し出されたアイキャッチイラスト。CM前には錦木千束、CM後には井ノ上たきなが喫煙をするかのように、火をつけたヒガンバナの花を咥えるシーンが描かれていた。
「マジでエモい」「こんなカッコイイアイキャッチある?」とファンの間で多くの反響があった。
ただし、ヒガンバナには全草に強い毒性があり、口にすることで中毒症状を引き起こす可能性があるために注意が必要だ。
アニメファンの間でも「11話のアイキャッチを再現したいコスプレイヤーさんもいるだろうけど、毒があるので本物は使わないでくださいね」などと注意を促す動きが広がっている。
今回のイラストを担当した「浮き足」さん自身も今回の画像をTwitterに投稿した後、「彼岸花は毒があるので絶対に真似などされないようにお願いします。あくまで作品の表現として描いています」と追加投稿している。
■嘔吐、よだれ、下痢……。ヒガンバナの怖い毒性
ヒガンバナは強い毒性があることで知られている。「六訂版 家庭医学大全科」(法研)には「全草とくに根にアルカロイドのリコリンを含み、嘔吐、よだれ、下痢を起こします。これは、リコリンが強い中枢神経麻痺作用をもっているためです」と書かれている。
また熊本大学薬学部薬草園の植物データベースでも「全草に強い毒性があるため口にしてはいけない」と注意喚起している。
■アイキャッチを差し替える結果に
『リコリス・リコイル』公式サイトは9月30日、第11話のアイキャッチイラストを差し替えると発表した。以下のように注意を促している。
「当該イラストは作品の世界観をイメージし、キャラクターが彼岸花を口にくわえる内容となっておりますが、彼岸花は毒性を持つ植物のため、決して真似をしないようにお願いいたします」