5年前に行方不明になったロバ、ヘラジカの群れと暮らしていた「理想の生活を送っていました」

「ロバを仲間にしたヘラジカの群れに遭遇した」驚きを伝えた投稿に、飼い主が反応しました
ロバ(イメージ画像)
ロバ(イメージ画像)
Gabe Ginsberg via Getty Images

5年ぶりに見つかったロバは、野生のヘラジカとともに日々を謳歌していた――。

アメリカ・カリフォルニア州で、行方不明になっていたロバが、ヘラジカの群れと暮らす様子が撮影された。

ロバとヘラジカの動画を投稿したのはトライアスロン選手でハンターのマックス・フェネルさんだ。

フェネルさんは3月、狩猟の旅で撮影した映像をインスタグラムに投稿した。

動画には十数頭のヘラジカの群れが映っているが、よく見るとその中に一頭だけロバが紛れている。

ロバをまじえた群れは、カメラの方に同時に頭を向けた後、走り去った。

フェネル氏は「これまでで一番ワイルドな狩猟の旅になりました。ロバを仲間にしたヘラジカの群れに遭遇したんです」と書き込んでいる。

「信じられない光景です。ロバが幸せで元気そうで驚いています!」

この動画を見て反応した一人が、ロバの飼い主だったデイヴィッド・ドリューリーさんで、「これはディーゼルです。5年前に私の元から逃げてしまったんです」と投稿にコメントしている。

CBSサクラメントによると、ディーゼルは2019年、北カリフォルニアでドリューリーさんとハイキング中に、何かに驚いて逃げ出した。

今回ヘラジカの群れと一緒にいる姿が目撃されたのは、逃走現場から数マイル離れた場所だったという。

デイブさんの妻のテリー・ドリューリーさんは、動画のロバは間違いなくディーゼルだとCBSサクラメントのインタビューで語った。

ディーゼルがいなくなった後、ドリューリー夫妻は何週間も探し続けたものの見つからず、最終的に諦めたという。

テリーさんは、ディーゼルが元気そうに生きているのを見て「本当に良かった」と述べている。

「ディーゼルは理想の生活を送っています。幸せで、健康そうで、安心しました」

ディーゼルは、連邦土地管理局のプログラムを通して、ドリューリーさん家族に迎えられた

このプログラムでは、数を減らす目的で一斉捕獲した公有地の野生馬やロバを、市民が受け入れる。

ディーゼルはもともと野生のロバだったので、自然環境に容易に馴染めたのかもしれない。

テリーさんは、ようやく見つかったディーゼルを捕獲する予定はないと話している。「捕まえるのはほぼ不可能です。今や本当に野生のロバになってしまったのですから」

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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