「ゲイのペンギンもいます。何か文句ある?」ロンドン動物園、LGBTQを可愛いバナーで祝福

動物界でも同性カップルがいるということを知って欲しいと思いました

ペンギンだって、プライド月間を祝う。

6月はLGBTQプライド月間。世界各地で、LGBTQを祝うイベントやパレードが開かれる。

イギリスのロンドン動物園では、飼育員たちがペンギンたちの背丈に合わせた可愛らしいバナーを作った。

ZSL LONDON ZOO

バナーに書かれているのは「ゲイのペンギンだっている。なんか文句ある?」というスローガンだ。

これは、LGBTQの権利を後押しする団体「ストーンウォール」が使っているスローガン、「ゲイの人たちもいる。なんか文句ある?」へのオマージュとして作られた。

ロニーとレジーの物語

ロンドン動物園には、ロニーとレジーというゲイのフンボルトペンギンカップルがいる。

二匹は、2014年にカップルになった。それから1年後の2015年には、他のペンギンカップルが放棄した卵を温めて、無事に孵化させた。

生まれてきた子供のキートンを、二匹は共同で子育て。

キートンが巣立った後も、ロニーとレジーはいつも一緒で、巣箱で寄り添っている姿がしばしば目撃されるという。  

Next week’s #ZSLZooNights will be getting a #Pride makeover and our #penguins are joining in on the celebrations! 🐧🏳️🌈 Learn more about our Pride-themed activities at the Zoo & how you can join in: https://t.co/G62kM4oKGA ❤️💛💚💙💜 #PrideInLondon #ZooLife @PrideInLondon pic.twitter.com/zIFBFurnuR

— ZSL London Zoo (@zsllondonzoo) June 26, 2019

ロンドン動物園に暮らす同性ペンギンカップルは、ロニーとレジーだけではない。

同動物園には93匹のペンギンが住んでいて、その中にはナジャとジマー、デヴとマーティンの2組の同性カップルも含まれる。

プライド月間を祝うイベントも開催

ロンドン動物園では、7月5日から3日間にわたってプライド月間を祝うイベントを開催する

ペンギン以外にも、パンダやシマウマなど、様々な動物の世界で同性カップルが存在することを伝えるセッションの他、ドラァグアーティストが、「自分らしく生きることや、自分を好きになること」をテーマに語る家族向けのイベントもある。

ロンドン動物園は「私たちは、ストーンウォールのキャンペーンに共感しています。そして、動物界でも同性カップルがいるということを知って欲しいと思いました」とBBCに話す。

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