スペインの高級ファッションブランド・ロエベの洋服が、第二次世界大戦中のナチスの強制収容所の囚人服と似ていると批判を受けて、販売を停止した。
ルイ・ヴィトンやブルガリなど、多くのラグジュアリーブランドを保有するフランスのコングロマリットLVMHグループの傘下であるロエベは、11月22日に声明を発表し、黒と白のストライプのシャツとパンツのセットアップについて謝罪した。
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この洋服は、19世紀に活躍したイギリス人陶芸家ウィリアム・ド・モーガン氏からインスパイアされたコレクションの一部。
有名ブランドが、他デザイナーの真似やその他、疑問視される様な行為を指摘する人気のインスタグラム「ダイエット・プラダ」が、今回の洋服について22日に警鐘を鳴らした。
ダイエット・プラダは「ロエベのこの1840ドル(約20万円)のセットアップは強制収容所の囚人服にしか見えない」と投稿し、ホロコーストの際に囚人が着用していた服とロエベの洋服を比較した写真を掲載した。
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ロエベは、人類史上で最も暗い歴史の一つの思い出を想起させることを意図したものでは決してなかった、と説明している、とCNNは報じた。
「今回雑誌で特集された、陶芸家ウィリアム・ド・モーガン・コレクションのスタイルが、人類史上で最も暗い歴史の一つを示唆しているとの誤解がありました」「それは決して私たちの意図したものではなく、人々の記憶を無神経に侵害した、と感じられた方々に謝罪申し上げます」
ロエベはこの商品の「商用提供」を停止した、と話している。
ハフポストUS版の記事を翻訳編集しました。
記事を翻訳・編集しました。