2015年統一選 ネット選挙解禁後の、気になるアノ年代の投票率は?

最も投票率が高いのが60~69歳、最も投票率が低いのが20~24歳という結果に。

2015年は統一地方選挙が執行されました。

インターネットを利用した選挙運動が可能になった、

最初の統一地方選挙です。

インターネットを利用した選挙運動は、

他の年齢層と比較をして、

投票率が低いと言われる若年層の投票率をあげることが期待されていますが、

2015年の統一地方選挙の年齢層別投票率はどのような結果になったでしょうか?

今回は、各地方自治体が発表した年齢層別投票率をグラフ化します。 年齢層別投票率はどのような結果になったでしょうか。

まずは、埼玉県議会議員選挙の年齢別投票率をグラフ化します。

グラフデータの出所は埼玉県選挙管理委員会 年齢別投票状況調べ*1からです。

グラフを見ると70歳以上の投票率が最も高く、

25歳~29歳までの投票率が最も低くなっています。

続いて、千葉市議会議員選挙の投票率を見てみます。

グラフのデータ出所は千葉県選挙管理委員会 年代別投票率*2からです。

最も投票率が高いのは65~69歳で、

最も投票率が低いのは25~29歳です。

埼玉県議会議員選挙の選挙と同様に、

25~29歳の投票率が最も低い結果となっています。

前回、平成23年4月執行の統一地方選挙において、

20~24歳の投票率が28.04%、

25~29歳の投票率が24.05%である*3ことと比較をすると、

投票率が下がっている傾向にあります。

次に、福岡県知事選挙の年齢階層別投票率をグラフ化します。

グラフデータの出所は 福岡県選挙管理委員会 各種選挙における年齢別投票 率*4からです。

最も投票率が高いのが、70~74歳、

最も投票率が低いのが、20~24歳、25~29歳です。

こちらのグラフも全体的に年齢層があがるにつれて、

投票率が高くなる傾向が見られます。

前回、平成23年福岡県知事選挙の年代別投票率*5は、

20~24歳の投票率が22.41、

25~29歳の投票率が21.99です。

前回と今回の知事選挙投票率を比較すると、

若干投票率が下がっている傾向にあります。

最後に、青森県八戸市の年代別投票率を見てみます。

グラフデータの出所は 八戸市選挙管理委員会 八戸市議会議員一般選挙年代別 投票率調*6からです。

最も投票率が高いのが60~69歳、

最も投票率が低いのが20~24歳という結果になっています。

平成23年の八戸市議会議員選挙の年代別投票率*6は、

20~24歳の投票率が21.57%、

25~29歳の投票率が26.25%でした。

こちらも、前回の投票率と比較をすると、

この年代の投票率が低下傾向にあることがわかります。

インターネットを利用した選挙運動が初めて可能となった、

2015年の統一地方選挙でしたが、

20歳代の投票率は、

前回と比較すると低下傾向にあることがわかります。

来年2016年は参議院選挙が予定されています。

2017年4月に消費税が10%に引き上げられることが予定されており、

次回、参議院選挙では消費税関連の議論が争点になる可能性もあります。

生活に直結する事項が翌年に控えているため、

投票率に影響をあたえることも考えらます。

来年の各種選挙の投票率はどのように変化するのでしょうか?

そして、選挙を予定されている地域の投票率はどのように変化してきているのでしょうか?

また、選挙時において有権者の関心の高い事項に関しては、

以前、当ブログに記載しました。 こちらも、 参考になさってください。

統一地方選挙で有権者が投票時に考えていること

年代別・有権者の政治に求めることランキング(有権者が投票する時に考えていること)

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