LINE株式会社が9月7日、動画「ワンチャンワンドキ!JK用語でJKの1日を再現してみた」を公開した。
誕生日を迎える女子高生が、朝から晩までLINEを使って友だちや好きな人とコミュニケーションする様子をコミカルに伝える。
「イミフ」「オケツ」「卍(まんじ)」「ボーン」...。
女子高生が、普段から使っているという"JK用語"が38個、登場した。
友だち同士でブサイクな顔写真を送り合うといった、JK同士の流行りのコミュニケーションも1シーンとして紹介された。
動画は全て日本語だが、全編字幕付きで言葉の意味が補足されている。
ハフポスト日本版は、LINEの動画制作担当者に話を聞いた。
——JK用語、ほぼ全て何を言ってるかわかりませんでした...。
私たちも、本当に全然わかりませんでした。
この動画を作成するにあたって、女子高生に集まってもらいヒアリングを行なったのですが、彼女たちが帰った後、制作メンバー同士で「本当に何を言ってるかわからなかったね」と話していました(笑)
——38個のJK用語はどのように決めていったのでしょうか。
ヒアリングの場で、女子高生たちに普段LINEで使っている言葉を教えてもらいました。
元々、ヒアリングの前にネットで「JK用語」をいくつか調べていたのですが、当日「ネットにあがってるのは大人が作り込んだものだから、実際全然使ってない」と言われてしまいました。
——え、それはどんな「JK用語」ですか?
例えば、寝坊して絶望するという意味の「絶起(ぜっき)」という言葉がネットにのっていたので「使ってる?」と聞いたんです。
そしたら、「私たちは寝坊したぐらいで絶望しないし、そんな言葉ない」と言っていました。
「『あげぽよ』は?」と聞くと「もう使っていない」と言われ、『亀レス(返信が遅い)』、『メンブレ(精神が崩壊している)』も「あんま使わないかな」とばっさりきられました。
——すごいジェネレーションギャップですね...
一番うちひしがれたのは「卍(まんじ)」の話をした時です。
「卍ってどういう意味なの?」と尋ねたところ、「別に卍に意味はないよ」と言われ、「そうかぁ、意味はないのかぁ...」と思ってしまいましたね。
——(気を取り直して...)7月には『JKのLINEあるある』動画を公開しましたよね。今回は第二弾ということですが、どのような理由でこれらの動画を作っているのでしょうか。
これまでLINEは、機能面を打ち出したコミュニケーションをさせていただくことが多かったのですが、LINEを使って利用者が新しい流行や言葉を生んでくださっているという状況を受けて、機能だけでなく、コミュニケーションに関わる現象をもっとお伝えしていきたいと考えました。
今後「LINE みんなの物語」シリーズの中で、JKに限らず色々な人々の日常のシーンを切り取って動画を制作していくつもりです。