英人気バンド「ワン・ダイレクション」のリアム・ペインさんが31歳で死去

ペインさんはアルゼンチンのブエノスアイレスにあるホテルで亡くなった
リアム・ペインさん(2019年5月4日)
リアム・ペインさん(2019年5月4日)
SOPA Images via Getty Images

イギリスのバンド「ワン・ダイレクション」のメンバーだったリアム・ペインさんが10月16日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでホテルの3階から転落して死亡した。31歳だった。

救急医療サービス責任者のアルベルト・クレセンティさんは「ペインさんはホテルのバルコニーから、約13〜14メートル下のパティオに落下した」とアルゼンチンのテレビ局トド・ノティシアスに語っている。

クレセンティさんによると、救急隊員が駆けつけた時にはペインさんは重傷を負っており、「何もできることはなかった」という。

ペインさんの死について警察と検察が事故現場を調査しており、遺体の解剖が予定されている。

ペインさんは、イギリスの番組「Xファクター」で2008年と2010年にオーディションを受け、2度目の出場時に他の4人の出場者とともにワン・ダイレクションを結成した。

ワン・ダイレクションは2016年に活動を休止し、ペインさんは2017年にソロデビューした。また、2021年には恋人のマヤ・ヘンリーさんと婚約解消したことを明かした

一方、ヘンリーさんは2024年10月初めに、ペインさんが自身や友人、家族に連絡をしてきて迷惑しているとTikTokで語った。

ペインさんが亡くなったブエノスアイレスのホテルの横で、追悼のためにキャンドルを灯すファンら(2024年10月16日)
ペインさんが亡くなったブエノスアイレスのホテルの横で、追悼のためにキャンドルを灯すファンら(2024年10月16日)
LUIS ROBAYO via Getty Images

ペインさんは、自身のアルコール依存症やメンタルヘルスの問題について明かしてきた。

 2019年には、「ワン・ダイレクションのように有名になるのは大変なことだ」とメンズヘルスでのインタビューで語った。

「メンタルヘルスの問題に悩んでいるのに、必要な支援を受けられていない人がたくさんいます。それがこの業界の問題の一つだと思います。誰もに起きていることで、70年代から同じような状況が続いている。何が落とし穴かはわかっているんです。私のように幸運にも悪い状況から抜け出して、普通に生活に戻れば、事態は少し変わります」

ペインさんはは2021年に公開されたポッドキャストでは、ワン・ダイレクション結成初期は、自分が「とても嫌い」で毎日が「薬と酒」にあふれていたとも振り返っている。

一方、2023年には100日間禁酒を達成したことを報告し「素晴らしい気分です」と語っていた

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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