雨の日が多くなるこの季節、靴やカバンなどがどうしても濡れてしまうことがあります。
革は水に弱いもの。しかし、手入れが面倒に感じられ、ついつい濡れたまま放置していないでしょうか。実は革の手入れはかなり簡単にできます。今回は水に濡れてしまった革の手入れ法を、革製品専門の株式会社HERZ(ヘルツ)に聞きました。
「素材によって、あるいは加工の有無によって水への耐性は異なりますが、本革のもので、経年変化も楽しむためにあまり加工をしていないものなどは、どうしても水に弱く、シミができたりひび割れを起こしやすくなってしまいます」(HERZ広報)
では、具体的にはどうすればよいのでしょうか。HERZがオススメする手入れ法を紹介します。
1.シミと馴染むように、霧吹きなどで軽く濡らした布で革全体を水拭きする
「水滴が残っているようなら、先に水滴を取ってください。その後、革全体を水拭きすれば、水分を含む量がある程度均一になるので、シミが残りにくくなります。ただし、濡れた革は汚れやすいので注意が必要です」(HERZ広報)
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2.シミが目立たなくなったら自然乾燥させる
「ここではドライヤーなどの高温による乾燥は控えてください。革は熱に弱いため、ひび割れや傷みの原因になります」(HERZ広報)
3.乾燥後はオイルやクリームを全体に塗布する
「自然乾燥させた後は油分が不足しているので、最後はオイルなどを塗ってください」(HERZ広報)。その時は必ずラパナーやミンクオイルなど、革製品用のオイルを使用しましょう。
手入れの基本はたったの3ステップです。革製品の手入れは実はかなり簡単にできます。今年から革製品を大切に扱えるようになりましょう!
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