突然ですが、やばいです!
うおおおおお、やばいって!
あああああ、たのしい!
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どうなってるのか、わかりました? では、タネ明かしを......。
実は、こんな風になっています。正面にあるのは鏡で、建物は床に描かれている絵です。
だから、これはピンチ! じゃなくて...
床に寝てるだけ。
これ、東京・六本木の森美術館でやっている展覧会「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」に展示されているアート作品のひとつです。作者は1973年、アルゼンチン生まれの現代アーティスト。作品を見ていると、不思議な世界に連れて行かれそう。
たとえばこの船、浮かんで見えますが、水はありません。
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机に座ると、教室の絵にぼんやりとした影が現れて...ホラーっぽい。
めっちゃ遊べる深く考えさせられる作品が、いくつもありました。
しかも、この展覧会、写真撮影・インスタ投稿も大歓迎なんです(フラッシュはダメ)。
ほかにもインスタ映えする作品がいくつもあって、写真を撮るのに忙しい......。
作品に込められた考えを知れば、もっと楽しめるかも。森美術館のキュレーター・椿玲子さんが、エルリッヒ作品の魅力と、その背景にある思想を解説してくれました。
「『習慣や既成概念は、恐ろしいほどの耐久性で、私たちがおそらく気づかないくらいに、私たちのリアル、現実認識をコントロールしている。そうした事実について、鑑賞者が作品を通じて考えるきっかけになれば良いと思っている』と、エルリッヒは語っています」
「本展の副題『見ることのリアル』には、まさに、こうしたエルリッヒの希望と決意が込められているのです」
なるほどですね〜。
来て、見て、体験して、考える...。五感で楽しめる展覧会、そんな「レアンドロ・エルリッヒ展」でした。
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レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル
会期:2017年11月18日(土)~ 2018年4月1日(日) ※会期中無休
会場:森美術館
開館時間:10:00~22:00(最終入館 21:30)※火曜日のみ、17:00まで(最終入館 16:30)
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