レディー・ガガさん、日本語で「愛してます!」と投げキッス。東日本大震災10年で動画メッセージ【3.11】

被災地の復興に思いを寄せ、「新型コロナウイルスによるパンデミックの中、世界中で戦っている人々へも希望を与えていると思います」と語りました。
「レディー・ガガ – 東日本大震災から10年 メッセージ動画」より
「レディー・ガガ – 東日本大震災から10年 メッセージ動画」より
YouTube/ UNIVERSAL MUSIC JAPAN

東日本大震災から10年を迎えた3月11日、アメリカの歌手、レディー・ガガさんが日本への動画メッセージを発表した。約1分間の動画の中で、日本の復興に思いを寄せた上で日本語で「愛してます!」と訴えて、カメラに向かって投げキッスをした。

ガガさんは震災3カ月後の2011年6月にいちはやく来日し、被災地支援のチャリティーコンサートに出演。「声を大にして、この美しい場所を訪れるべきだと言いたい」と訴え、震災や原発事故の影響で激減した外国人観光客の誘致を呼び掛けていた

■被災地の復興は、「世界中で戦っている人々へも希望を与えている」

ガガさんは「地震と津波の衝撃的な映像を見たのが、まるで昨日のことのよう」と振り返り、東日本大震災を知った当日に「何かできることはないか」と関係者に電話で連絡取ったことを思い返した。

その後、日本の都市が復興していく様子と、人々が愛情を持って接する姿に「尊敬の念を抱くようなりました」と明かした。そうした姿は新型コロナウイルスの感染拡大する現在、「世界中で戦っている人々へも希望を与えている」と称賛した。

しかし、震災に関して「感情的にも精神的にも、未だ戦っている人が多くいる」として「これからもみんなで支え合っていきましょう」と続けた。日本に戻る日を楽しみにしているとした上で「アイシテマス!」と日本語で結び、カメラに向かって投げキッスをした。

ガガさんのCDを販売するUNIVERSAL MUSIC JAPANがYouTubeに投稿した動画によると、メッセージ全文は以下の通り。

■レディー・ガガさんのメッセージ全文

日本の皆さんこんにちは、レディー・ガガです。ニュースで地震と津波の衝撃的な映像を見たのが、まるで昨日のことのよう。私に何かできることはないかと考え、あの日、何度も電話をかけたことを覚えています。

何年にもわたって、日本の美しい都市の復興について見たり聞いたりしているうちに、みなさんのまっすぐな優しさと、お互いに愛をもって接する姿に、尊敬の念を抱くようになりました。

そしてそれは、新型コロナウイルスによるパンデミックの中、世界中で戦っている人々へも希望を与えていると思います。しかしながら、感情的にも精神的にも、未だ戦っている人が多くいることも想像できます。

だから、これからもみんなで支え合っていきましょう。お互いに優しく、愛をもって接してください。私はいつも、日本と、そしてより良い世界のために祈っています。

新型コロナウイルスの影響で、まだまだ大変な時代ではありますが、体に気をつけて。周りの人にも優しくしてあげてください。また日本に戻れる日を楽しみにしてます。きっとすぐにね。

愛してます!

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