生肉ドレスを着こなすレディ・ガガにしてみれば、マスクをファッションにするなんてたやすいことだったのかもしれない。
8月30日にアメリカ・ニューヨークで開催された2020 MTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)で、ガガは様々なマスクやフェイスシールドを着用。
その美しさと奇抜さでファンを魅了するとともに、マスク着用を呼びかけた。
ガガが最初に着用したのは、なんと金魚鉢のようなフェイスシールド。Areaのシルバードレスに見事にあわせた装いを、レッドカーペット上で披露した。
さらに、アリアナ・グランデとのコラボ曲「Rain On Me」で「最優秀コラボレーション賞」を受賞したステージでは、イリス・ヴァン・ヘルペンのレインボーカラードレスに、マッドマックス風のピンクのマスクをあわせた。
「最優秀楽曲賞」の受賞ステージで着用したのは、床まで届くエメラルドグリーンのクリストファー・ジョン・ロジャーズのドレスだ。
エレガントなドレスと一緒に、角付きの茶色いマスク姿を披露した。
マスク着用は、受賞スピーチだけにとどまらなかった。
ほとんどのアーティストはパフォーマンスの際にマスクを外したが、ガガは「Rain On Me」のパフォーマンスで、グランデとともにマスクを着用。
ダースベイダーのようなデザインのマスクと圧巻のパフォーマンスで大勢の目を奪った。
そして、「最優秀アーティスト賞」の受賞ステージではキラキラ光るシルバーのマスクで顔を覆った。
この日、最多となる5部門で受賞したガガ。特別賞の「Tricon賞」では、シルバーマスクにメタリックなボディースーツをあわせた姿を披露し、受賞ステージからこう呼びかけた。
「壊れたレコードのように聞こえるかもしれないけれど――どうか皆さんマスクをつけてください」
「マスクは他の人への敬意を示します」
ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。