京大病院、研修医57人に2週間の自宅待機。自粛を求めた2人以上での外食をしていた

病院側は新型コロナウイルス感染予防対策として、職員に対して2人以上での飲食を伴う外食や旅行の自粛を求めていた
京大病院
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時事通信社

京都大医学部付属病院は4月8日、新人研修医57人が感染症予防で自粛を求めている2人以上での外食をしたとして、2週間の自宅待機としていると発表した

研修医の中に、新型コロナウイルス肺炎を発症している人はいないという。

この対応について報道各社が7日に報じたことを受けて、公式サイトに声明を発表。

声明によると、自宅待機しているのは、この4月から京大病院に配属になった新人の研修医57人。

4月1日までの2週間以内に、家族での食事を含めて1度でも2人以上で飲食を伴う外食をしたかどうか自己申告を求めたところ、57人が名乗り出た。

感染リスクを抑えるため、外食などがあった日から14日間自宅待機としているという。

病院側は感染予防対策として、職員に対して家族を含む複数での外食や旅行の自粛を求めている。新たに勤務する研修医に対しても事前に連絡していた。

患者や関係者に対して陳謝した上で、「引き続き職員の感染予防に関する意識を高め、徹底した感染管理を行って、安心・安全な医療の提供の継続に尽力して参ります」と釈明。

「未来の医療を担う若者です。温かく見守っていただければ幸甚です」とも理解を求めた。

京大病院は、新型コロナウイルス感染症で重症化した患者を救命する役割を担っている。

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