森友問題の文書改ざん、加計学園問題に加え財務省のセクハラ疑惑で揺れる安倍政権に、新たなスキャンダルが発覚した。林芳正文科相が「キャバクラヨガ」と呼ばれる店に公用車で出かけていたと4月24日、週刊文春が報じた。
林文科相は参議院で当選4回。東大法学部、ハーバード大大学院を卒業後、政界入り。自民党内屈指の政策通と知られ、防衛大臣、農林大臣などを歴任した。若手を中心に党内から将来を期待する声も高い政治家の一人だ。
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週刊文春によると、林文科相は4月16日14時半、公用車で東京・恵比寿にあるヨガスタジオに到着。林文科相は2時間滞在し、待たせていた公用車に乗り込んだという。この店は女性が1対1でヨガを指導し、オイルマッサージもするという。料金は男性が1時間1万1000円なのに対し、女性は3000円だという。
林大臣は、週刊文春側に「毎週のように?」と問われ、「あのー、定期的には」と回答。また、「加計問題の最中、誤解を招くのではないか」と問われると、「まぁ、ちょっと予定の空いた時間にそういう所に」と返したという。
文科省は、加計学園の獣医学部新設を巡り、国会で問題が噴出している。
公用車は首相や大臣、政治家らが公的業務に使用するものだが、これまでにたびたび私的利用が「公私混同だ」として批判の対象になっている。舛添要一元都知事は公用車での別荘通いなどをしたと問題視され、経費を返還した。
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