人気アニメ「クレヨンしんちゃん(テレビ朝日系)」で野原しんのすけ役の声優をつとめてきた矢島晶子さんが、6月29日の放送を最後に降板することがわかった。テレビ朝日が公式サイトで発表した。
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矢島さん本人から「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなり、キャラクターの声を作る作業に意識が集中して、役としての自然な表現がしづらくなった」と降板の申し出があったという。
矢島さんの降板後に、しんのすけを演じる声優については、現在調整中だという。
テレビ朝日は矢島さんのコメントとともに、以下のように発表した(全文)。
野原しんのすけ役・矢島晶子さんの降板について
現在テレビ朝日系列で放送中のアニメ「クレヨンしんちゃん」に、野原しんのすけ役で出演中の矢島晶子さんが、6月29日(金)の放送を最後に、番組を降板することになりました。
放送開始から四半世紀以上が過ぎ、ご本人より「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなり、キャラクターの声を作る作業に意識が集中して、役としての自然な表現がしづらくなった。」との理由で降板のお申し出があり、番組制作スタッフと協議を重ねた結果、この度の決定となりました。
矢島晶子さんのご出演は、1992年4月13日の番組放送開始から26年3か月となります。
これまで「クレヨンしんちゃん」に生き生きとした、大変魅力あるキャラクター性を吹き込んで頂き、長きにわたって作品を支え続けて頂いた矢島晶子さんの多大なる功績に、番組関係者一同、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
なお、7月より野原しんのすけ役を務める方は現在調整しております。決まり次第お知らせいたします。
【矢島晶子さんコメント】
27年間、春我部の「嵐を呼ぶ5才児」と一緒に過ごして参りましたが、この度、野原家から離れることに致しました。
理由は、しんのすけの声を保ち続ける事が難しくなった為です。
キャラクターの声を作る作業に意識が集中し、役としての自然な表現が出来にくくなってしまった為です。
長い間、皆様に親しんで頂き、本当に感謝しております。
「しんのすけ」というキャラクターとは離れますが、声の仕事には関わっていきます。また別の機会に他のキャラクターでの私の演技を受け取って頂けましたら幸いです。
27年間、ありがとうございました。