14歳の女の子が、推薦入試で大学に合格した。
韓国南東部・釜山にあるワイズユー(霊山大学)は、2018年度新入生の随時選考*合格者に、イ・ジヨンさんが含まれていると11月12日に発表した。彼女は法学科に合格した。
*随時選考とは日本での推薦入試に該当する試験。日本のセンター試験にあたる大学修学能力試験(11月実施)より前に行われ、高校の内申点や面接、論述などの方式で進められる試験のことだ。
小学2年生からホームスクールをはじめる。
慶尚南道・梁山市(ヤンサン市)に住むイ・ジヨンさんは2002年11月23日生まれで、年齢は14歳だ。同じ年齢の子は今年、中学3年生で、来年高校に入学する。
彼女は2015年、小卒認定試験と中卒認定試験に合格した。2017年に入って高卒認定試験に受かり、大学入試に応募する資格を得た。
イ・ジヨンさんは小学2年生の夏休みからホームスクール(自宅学習)をはじめた。
母親は「ジヨンが幼い頃に英才教育の対象者として判定を受けるほど、非常に賢い面があった。従来の、学校という閉ざされた枠よりは、自由に学習できるホームスクールを選んだ」と明かした。
「近所にはホームスクールの家庭があまりなく、生徒間での交流ができなくて残念でした。ジヨンが、10歳の弟の面倒を見て、家で勉強をしていたのが一番大変そうで、偉いと感じた部分」とも付け加えた。
法学科を選んだのは、弟とのケンカがきっかけ?
イ・ジヨンさんが法学科を選んだのは、弟との「携帯協約書」がきっかけだった。彼女は「弟と携帯電話の使用をめぐってたびたび喧嘩した。それを協約書で解決した」「その時から、周囲の法的紛争に関心を持つようになった」という。
大学に通って一番やりたいことについては「思う存分、図書館で本を読みたい」と語った。家庭環境のため、読みたい本をすべて読めなかったという。
9日に大学総長と面談した後、すぐ図書館に向かってプラトン『国家論』を借りた。学校側は、彼女があまりにも本が好きなので、入学前の図書の貸し出しを特別に承諾したという。
ハフポスト韓国版から翻訳・編集しました。
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