シドニーオリンピック金メダリスト・高橋尚子さんを育てた、陸上指導者の小出義雄さんが死去した。小出さんと指導委託契約を結んでいたユニバーサルエンターテイメントが4月24日、ハフポスト日本版の取材に対して明らかにした。
80歳だった。
小出さんは、千葉県の高校陸上部で指導者として実績をあげた後、実業団に移った。高橋さんや有森裕子さんら、オリンピックや世界選手権の金メダリストらを育成した。
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その後、千葉県で佐倉アスリート倶楽部を立ち上げ、選手や実業団のチームの指導に当たってきた。
日刊スポーツよると、最近は体調が優れず、入退院を繰り返し、3月一杯で指導の第一線から退いた。
NHKは、関係者の話として、小出さんが心臓を患い、集中治療室で治療していたが、24日午前に死去したと伝えている。
佐倉アスリート倶楽部と指導委託契約を結んでいたユニバーサルエンターテイメントは、ハフポスト日本版の取材に「小出さんには2004年の創部よりご指導いただき、強豪クラブにまで育ててくださいました。ご生前時のご尽力に感謝申し上げるとともに、ご冥福をお祈りいたします」と話している。