選挙期間中に無免許運転で人身事故を起こした東京都の木下富美子都議が、辞職する意向を明らかにした。 11月22日に開いた記者会見で、小池百合子都知事や支持者と相談した結果、「本日、都議会の議長に辞表を提出することを決断いたしました」として職を辞することを発表した。
「議員の資質に欠けるなどの厳しいご意見をいただいております」として、「私の交通法規に対する順法精神が弛緩していたことについては、本当に申し訳なく、また猛省いたしております」と謝罪した。
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■2度の辞職勧告決議を受けるも、都議に留まる考えを示していた
板橋区選出の木下都議は、都議選の選挙期間中の7月2日、無免許運転で人身事故を起こしてそのまま走り去ったとして9月17日に書類送検された。
その後、5月29日から7月2日まで計7回にわたって無免許運転を繰り返したとして、道路交通法違反の罪で11月19日に在宅起訴されていた。
木下都議は無免許運転が明るみになった後、所属する「都民ファーストの会」を除名処分になり、1人会派「SDGs 東京」を立ち上げた。また、都議会からは7月と9月の2度にわたり、辞職勧告を受けたが「ぜひ続けて欲しい、また力を貸して欲しいという声があることも事実」として辞職しない考えを示していた。
FNNプライムオンラインによると、公務復帰した小池百合子都知事は21日、木下都議について「自らが出処進退をただしていくことについて、彼女自身が決することを私は確信しているところ」と話していた。
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