実写映画『キングダム』主要キャスト9人発表 山崎賢人、吉沢亮ら人気俳優集結
『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中の人気漫画『キングダム』の実写映画製作報告会見が9日、都内で行われ、監督&メインキャスト9人が発表された。主人公・信役を俳優の山崎賢人(24)、エイ政役を吉沢亮(24)、楊端和(ようたんわ)役を長澤まさみ(31)、河了貂(かりょうてん)役を橋本環奈(19)らが担当。監督は『GANTZ』『いぬやしき』『BLEACH 死神代行篇』など、数多くの漫画作品の実写映画を手がけた佐藤信介氏(48)が務める。また、公開日は2019年4月19日に決定した。
同作の実写映画化は初の試みで、今年4月にコミックス第50巻が発売されたことを記念して始動。その際、キャスト情報は公開されていなかったが、2016年4月に同作の連載10周年記念として実写特別映像が公開されており、この時に信役を山崎が担当していた。そのほか、成キョウ(せいきょう)役を本郷奏多(27)、壁(へき)役を満島真之介(29)、昌文君(しょうぶんくん)役を高嶋政宏(52)、騰役を要潤(37)、王騎役を大沢たかお(50)が務める。
撮影はすでに4月から中国で始まり、日本国内のロケやスタジオ巨大セットでも実施。山崎は「2年前に連載10周年を記念した映像で出演していましたが、今回、映画にも起用され運命的に感じています。身を削る思い出で撮影させていただきました」と出演に喜び。「信を演じる上で熱さだったり、雑草魂といいますか、この仕事をする上で『どんどん上に行きたいな』という気持ちが信と共感する部分がありました。戦争孤児で奴隷なので、つらい状況があっても乗り切ろうと。役作りは半年間、アクション練習と乗馬練習をしました。信の野生のようにピョンピョン動き回るのは難しかった。アクション指導の方と相談して、やっていて楽しかったです」と撮影を振り返った。
また、脚本会議に1年間参加し、実写映画に関わっている作者の原泰久氏も「僕自身も脚本に関わらせてもらいました。原作とは異なる場面の追加、改変、せりふを一から生み出したシーンもあり、早く皆さんに観てほしい気持ちでいっぱいです! 僕は5回泣きました...(笑)」とコメントを寄せた。
この日はポスタービジュアルやメイキング動画、本編動画も解禁された。キャストや監督のほかソニーコロンビア・ピクチャーズ代表のサンフォード・パニッチ氏も登壇した。
同作は紀元前の中国、春秋戦国時代を舞台に、西方の国・秦で天下の大将軍になることを目指して剣の修業に明け暮れる戦災孤児の少年・信と、後の秦の始皇帝となり中華統一を目指す若き王・エイ政の活躍を描いた物語。2006年1月より連載がスタートし、コミックスは第51巻までで累計3600万部を突破。
13年の「第17回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」を受賞し、NHK BSプレミアムで12年に第1期、13年に第2期シリーズのテレビアニメの放送、テレビ朝日のバラエティー番組『アメトーーク』の企画でも取り上げられており、ケンドーコバヤシや小島瑠璃子、サバンナの高橋茂雄など芸能界にも多数ファンがいる。
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