子どもの習い事、何する? 先輩ママに聞く、やってよかった成功例・続かなかった失敗例

いってみれば子どもへの投資なわけで、悩むのは当たり前なんです。

子どもの習い事、いつから始めたらいいのか、何を始めたらいいのか...... 悩んでいるママ、多いと思います。

特に子どもが小さいうちは、本当に興味があるのか、果たしてこの習い事は意味があるのか? なんてことも考えてしまいますよね。

習い事にだって、お金がかかります。いってみれば子どもへの投資なわけで、悩むのは当たり前なんです。

そこで今回は、子どもに習い事をさせている先輩ママたちに、「これはよかった!」あるいは「これは子どもに合わなかった」などのリアルな声を聞いてみました。

これは正解! やってよかった習い事は?

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スイミング

〔Iさん/子ども10歳〕

<始めた時期ときっかけ>

年中から。保育士さんに「○○ちゃん(娘)、夏のプールが大好きですね。泳ぎ上手くなるかも」と言われたことがきっかけです。割と大手のスイミングスクールの土曜の幼児クラスがちょうど空いていて、送迎バス(未就学児は親付き添い、小学校からは1人で)もあったので。

<どのくらいのペース?>

週1回、土曜だけ。

<合っている、続けている理由>

やはり「水が好き、泳ぎが好き」という本人の気持ちだと思います。あと、保育園や小学校のプールで、クラスの子から「すごいね」と言われることが嬉しいみたい(笑) 

それがもっと早く上手に泳ぎたいという意欲につながって、続けられているんだと思います。ちょっと引っ込み思案な子だったのですが、「泳げる=自信」になったようで、積極性も出てきた気がします。

そろばん

〔Tさん/子ども13歳、11歳、4歳〕

<始めた時期ときっかけ>

小学校1年生から。近所に住んでいる、同じ保育園・小学校の一つ上の学年の子が通っていて、そのママから「そろばんはいろんな場面で役立つ!」と聞いたので。

月謝が高くなかったのと、そろばん道場が近かったのも理由です。

<どのくらいのペース?>

最大週5回通えるのですが、息子は週3回(月、水、土)行っていました。週1でも週5でも同じ月謝ってすごいな、と(笑) 

平日は、学童の後にそのまま行っていました。5時半から7時までなので、私の帰宅時間的にもかなり助かっていました。

<合っている、続けている理由>

たまたま仲のいい子も通っていたので、一緒に行けるのが嬉しいというのが一番(笑) 

でも、計算がとても早く正確にできるようになった。この成果はすごく大きいと思います。

あと、しょっちゅう進級試験があるので、それをクリアするのがモチベーションにつながったようです。中1になった今も、部活がない日などにせっせと通っています。

英語

〔Kさん/子ども9歳、6歳〕

<始めた時期ときっかけ>

年長から。テレビCMの影響です(笑) 

子ども番組の合間に流れる英語教室のCMが大好きで、必ず一緒に歌うので、「やってみる?」と聞いたら、「やりたいやりたい!」と。

<どのくらいのペース?>

年長の時は週1回(日曜)、小学校に上がってから週2回(平日1日と日曜)。

<合っている、続けている理由>

「学習」という感じではなく、遊びながら、歌いながら英語に触れるという感じなので、とにかく楽しくやれているからだと思います。

マンションの同じフロアに外国の方が住んでいるのですが、今では娘の方が普通に英語で会話しています(笑) 

子どもの吸収力ってすごい! と思うし、英語を習わせた成果をしみじみ感じています。

やめてしまった...... 合わなかった習い事

LAXIC

スイミング

〔Tさん/子ども12歳、9歳〕

<始めた時期ときっかけ>

年中から。保育園のクラスの半分以上が習わせていたし、なんとなくブームだったから。体力がつくかな、とも思ったので。

<どのくらいのペース?>

週1回、土曜日のみ。

<合わなかった、やめてしまった理由>

私が「泳げたほうがいい」と思って始めさせてしまったので、本人は渋々という感じでやっていたからだと思います...... 毎回メソメソ泣いていたし。

1年ほど続けましたが、「お休みしたい」という日も多く、結局やめました。

バレエ

〔Oさん/子ども7歳、2歳〕

<始めた時期ときっかけ>

年長から。完全に友達の影響ですね。友達のバレエの発表会を見に行って、とりこに(笑) 「やりたいやりたい」攻撃に負けました。

<どのくらいのペース?>

週1回、土曜だけ。

<合わなかった、やめてしまった理由>

娘本人は華やかで可愛いだけの世界かと思っていたらしく、練習は基本ばかりで厳しい、つまらないと言い出したんです。

そりゃあ当たり前だよ! と言っても、「もう嫌だ」と泣き出してしまい...... それに、親の付き添いが必要で、下の子がまだ0歳だったので、それもけっこうしんどかった。

主人は土曜も仕事なので頼れないし...... 情けない話ですが、その二つが重なってやめてしまった感じです。

ピアノ

〔Hさん/子ども10歳〕

<始めた時期ときっかけ>

小学校1年生から。私も子どものころ習っていて、なにか一つ楽器が弾けると人生豊かになるかな、と思ったし、近所に個人でやっているピアノ教室があったので。

<どのくらいのペース?>

週2回(平日1日、土曜)

<合わなかった、やめてしまった理由>

娘の「練習嫌い」が一番の理由です。ちょろっと練習してすぐ終わる、あるいは「今日はやらない」...... そんなんでレッスンで上手く弾けるわけもなく、発表会でもあまりモチベーションが上がらず。

ダラダラと続けていたんですが、小学校3年生くらいから友達と放課後遊ぶことに夢中になってしまったこともあり、思い切ってやめました。もう少し大きくなって、気持ちも成長したらもう一度トライさせてみたいな、と淡い希望を持っています。

LAXIC

習い事をさせる、ということは、そこに親の願いも込められています。「泳げるようになってほしい」「英語が話せるようになってほしい」...... それはもちろん、子どもの将来を思ってのこと。

でも、子どもの性格ややりたいこと、興味、やる気は100人いたら100人違います。だからこそ、同じ習い事だって「合う、合わない」「やりたい、やりたくない」は必ず出てくる。

そして、子どもの習い事は「合う、合わない」のほかにも、送迎やお当番など、どうしても親の出番も多くなるもの。パパやママの都合で続けるのが難しいこともあるようです。

でも、習い事は、あくまで習い事。絶対に続けなくてはいけないものではありません。いろいろ試してみてもいいと思うんです。子ども本人はもちろん、親もいい状態で続けられるものを見つけていきたいですね。

【ライター 田崎 美穂子】

元大学出版会編集者、大学生向けのテキスト編集を担当。小学校5年、3年、1歳児の母。ママ友ネットワークを駆使した共感できる記事を執筆。

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