「指をなめたくなる美味しさ」。
ケンタッキーフライドチキン(KFC)が64年間使い続けてきたキャッチコピーも、新型コロナウイルスの感染が続く状況では不適切だったようだ。
KFCは8月24日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を鑑みて、このキャッチコピーの使用をしばらく控えると発表した。
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この決断について同社グローバルチーフマーケティングオフィサーのキャサリン・タンガレスピー氏は「キャッチコピーが現在の状況にそぐわないという点において、私たちはいつもとは違う状況にいます」と説明する。
「『指をなめたくなる美味しさ』を、我々はしばらくの間使いません。それでも、世界中の人たちに愛されている我々の商品は、それ以外の点は何一つ変わりません」
<「指をなめたくなる美味しさ」をしばらく使わないと伝えるKFCの動画>
新型コロナウイルス感染防止のために、マスク着用や顔や口を触らないことが求められている。
美味しいフライドチキンを食べても、指を舐めるのはしばらく我慢する必要がありそうだ。
ただしKFCは「然るべき時がくれば」キャッチコピーは復活する、と説明する。
また、KFCは歴史あるキャッチコピーに代わるフレーズを見つける困難に直面しているようだ。
「私たちは、皆さんからの助けを必要としています。近いうちに、新しいキャッチコピーをお伝えできると思います」と広告チームのケイト・ウォール氏は話す。
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新しいキャッチコピーは、人気投票で決まることになるかもしれない。
ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。