アメリカ・コロンビア大学は4月17日(日本時間)、報道や文学などに与えられるピュリツァー賞の2018年度受賞者を発表。音楽部門で、2017年4月14日にアルバム『DAMN.』を発表したヒップホップ歌手ケンドリック・ラマーが受賞した。
2008年にボブ・ディランが特別賞を受賞したが、音楽部門でクラシックやジャズ以外のジャンルが選ばれるのは初の快挙となる。
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『DAMN.』は、ラマーの4作目となるオリジナルアルバム。同賞の委員会は同作について、「"本物"の黒人の言葉や文化、リズムのダイナミズムによって統一された名曲集は、心を震わせるものであり、現代のアフリカ系アメリカ人の複雑な人生を捉えている」と評価している。
ラマーは、7月27日から29日にかけて新潟県湯沢町苗場スキー場で開催される日本最大のロックフェスティバル、「FUJI ROCK FESTIVAL'18」2日目のヘッドライナーを務める。同公演では2016年にノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの出演も決まっており、一層注目が集まりそうだ。
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また、報道部門の最高の栄誉とされる公益賞は、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン氏のセクハラ疑惑を報道したニューヨーク・タイムズ紙と、雑誌のニューヨーカー誌が同時受賞した。