俳優のキアヌ・リーブスさんが、59歳でアイスホッケー選手になる夢を叶えた。
カナダのジュニアリーグの一つ、OHL(オンタリオ・ホッケー・リーグ)の「ウィンザー・スピットファイアーズ」は8月22日、リーブスさんと1日だけの入団契約を交わしたと発表した。
同チームは、リーブスさんが契約書にサインする写真をXに投稿し、「ドッグスターのベーシストになった元オンタリオ・ホッケー・リーグのゴールキーパー候補を、偶然にも1日限り選手として迎えることができました!」と書き込んだ。
リーブスさんは契約書にサインしてガッツポーズを見せているほか、ウィンザー・スピットファイアーズのユニフォームを着てグッズにサインもしている。
サイン入りグッズはオークションにかけられ、全収益がカナダメンタルヘルス協会のウィンザー支部に寄付されるという。
アイスホッケーの才能もあった
この1日契約で、リーブスさんが実際に選手らとプレーをすることはなさそうだ。
しかしトロントで過ごした少年時代、リーブスさんは優れたアイスホッケー選手として知られており、ゴールテンダーととしてスピットファイアーズやトロント・メイプルリーフスへの入団を考えたこともあった。
リーブスさんはネット掲示板Redditで著名人らが質問に答えるコーナー「Ask Me Anything(AMA)」でも、ホッケー愛をつづっている。
リーブスさんがホッケー選手にならなかった理由は諸説ある。北アメリカのプロアイスホッケリーグNHLは、リーブスさんはケガで入団を断念したと報じている。一方、元チームメイトの一人は2014年、リーブスさんは自ら俳優になる道を選んだと述べている。
リーブスさんはハリウッドでも指折りの慈善家として知られており、妹のキムさんが1991年に白血病と診断された後にはがん治療を支援する財団を立ち上げた。また、2003年には脊髄を損傷した人たちを支援するためのNHLの試合に俳優仲間やプロホッケー選手らと参加した。
家族ぐるみの友人の一人は2022年、「キアヌは多額の寄付をしてきた。ほとんどの人が知られていないほど多くのことをしています」とページシックスに語っている。
「彼は自分がどれだけ幸運かを知っているのです。多くのハリウッドのスーパースターと違い、決して自分の環境が当たり前だとは思っていません」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。