12月8日に85歳で亡くなった「サッチー」こと野村沙知代さん。訃報を受けて、夫の野村克也氏が12月8日午後、自宅前で報道陣の取材に応じた。
日刊スポーツは、取材に応じる克也氏の様子を動画で伝えた。
克也氏は憔悴した様子を見せつつも、亡くなる直前の沙知代さんについて語った。
「昼頃からもの言わなくなって、問いかけても返事もしなくなったんで...」
「(原因は)わからないです。お医者さんに預けていますが、まだ聞いていないです。我々からすれば突然死ってやつですよ。びっくりしました」
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「朝ごはんは一口食べて、口にしないからどうしたんだって...。もとから、ちょっとおかしいなとは思った...」
その後、沙知代さんは病院に搬送され、午後4時9分に都内の病院で亡くなった。
スポニチなどよると、報道陣から「(沙知代さんは)どんな奥様でしたか?」と問われると、野村氏は「いい奥さんでしたよ」と、頷いて答えたという。
■克也氏と沙知代さん、結婚は1978年。
克也氏は1978年、沙知代さんと結婚。以来、40年近くにわたり連れ添った。プロ野球・南海の人気捕手だった克也氏は、1970年から選手兼任監督を務めたが、後に結婚する沙知代さんとの交際問題も原因となり、77年に解任された。球団側から「野球を取るのか、女を取るのか」と迫られた克也氏が「女を取る」と返答したとも報じられた。
その後、克也氏はヤクルトや阪神、楽天などの監督を歴任。「ID野球」を提唱し、元ヤクルトの古田敦也さんなど数々の名選手を育てた。
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2001年、沙知代さんは2億2千万円余りを脱税したとして法人、所得両税法違反容疑で逮捕された(翌年、有罪判決)。当時、克也氏は阪神の監督だったが、妻の逮捕を受けて監督を辞任した。