フランスのラグジュアリーブランド「シャネル」のデザイナーを務めるカール・ラガーフェルド氏が2月19日、死去した。85歳だった。同ブランドの公式Instagramで伝えられた。
ハフポストUK版によると、ラガーフェルド氏は1月のシャネルのオートクチュール・コレクションを体調不良のため欠席していた。
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ラガーフェルド氏は1983年にシャネルのクリエイティブ・ディレクターに就任。フェンディのデザイナーも務めた。ファッション界に革命をもたらしたシャネルの世界観を作りあげ、長きに渡りブランドを支え続けた。
シャネルの公式Instagramアカウントは19日、ラガーフェルド氏の写真を投稿。
シャネルの創業者、ココ・シャネルに関するラガーフェルド氏の言葉として、「私の仕事は彼女がしたことをするのではなく、彼女が”したであろうこと”をすることです」との発言を引用し、故人を悼んだ。
また、ラガーフェルド氏の右腕として知られるヴィルジニー・ヴィアール氏が後任に就くことを発表した。
シャネルを立て直した偉大な貢献者
創業者ココ・シャネル亡き後、不振が続いていたシャネルを見事に立て直したラガーフェルド氏。
その後、30年以上に渡りファッション界を牽引し、「モード界の皇帝」とも呼ばれた。ファストファッションブランドのH&Mからコカ・コーラまで幅広いブランドとコラボするなど、革新的な取り組みを続けた。
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2000年には、ディール・オムの細身スーツを着るために、42キロの減量をしたことも話題となった。
つねに注目を集める一方で、ベールに包まれた存在でもあった。年齢を公式には明かさず、いつも黒いサングラスをかけて素顔を隠していた。
【2019/2/20 0:30】記事をアップデートしました。