韓国・女性家族部は11月25日から性犯罪者の身元に関するモバイル告知を実施すると9日に発表した。
韓国では、性犯罪の再発防止を目的に、性犯罪者の転入・転出時、その地域内に住む19歳未満の人がいる家庭の世帯主に対して、郵便で告知する制度が「児童青少年性保護に関する法律」で定められている。
告知される内容は、性犯罪者の名前、年齢、写真、身長と体重、住所または実際の居住地(詳細住所含む)、性犯罪の要旨、電子装置付着の有無。
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加えて、今回のモバイル告知制度の導入により、関連情報がスマホでいつでも確認でるようになる。受け取りに時間がかかることや、個人情報の流出可能性など、これまでの郵便告知で浮上していた問題の解消も狙いだ。一方で児童・青少年保護機関に対しては従来の通り、郵便告知書が発送される。
アプリでの身元情報受信と閲覧を希望する19歳未満の児童・青少年保護世帯の世帯主は、カカオトークまたはカカオペイに加入した後、本人認証の手続きをして受け取ることができるようになる。
モバイル告知書は、児童・青少年保護世帯の世帯主宛てに発送され、世帯主以外の世帯員はサイトから別途申請しなければならない。
イ・ジョンウク女性家族部長官は、「モバイル電子告知の導入で、国民がどこでも便利に性犯罪者情報を確認できるようになる」とし、「これからは、性犯罪者の身元情報公開と告知制度を持続的に改善し、私たちの子どもと家族が安全な環境で暮らせるように努力する」と述べた。
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2020年9月時点で、身元情報の公開が決定された性犯罪者は計4058人。
この記事は、ハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。