バイデン新大統領の弾劾条項を提出したマージョリー・テイラー・グリーン議員は、ハッシュタグ「#ImpeachBidenNow(今すぐバイデンを弾劾せよ)」で、バイデン氏批判を盛り上げたかったのかもしれない。
しかし実際には、K-POPファンの力を思い知ることになった。
弾劾理由はバイデン氏副大統領時代に、息子のハンター・バイデン氏がウクライナのエネルギー会社取締役に就任したこと。これが権力乱用に当たるとグリーン氏は批判している。
グリーン氏は21日に、弾劾条項提出を伝えた記事に#ImpeachBidenNowをつけてツイートした。
グリーン氏は弾劾の支持を得られると期待したのかもしれないが、その展開にはならなかった。
22日の朝までにこのハッシュタグをつけた10万件以上のツイートが投稿されたが、そのほとんどがバイデン氏弾劾を求めるものではなく、推しアーティストの写真をシェアするK-POPファンの投稿だった。
多数のツイートの中には「#ImpeachBidenNowを乗っ取った」といったコメントも投稿された。
K-POPファンが、SNSでトランプ氏支持者や共和党の政治家に対抗したのはこれが初めてではない。
2020年6月にオクラホマ州タルサで開かれたトランプ氏の選挙集会では、選挙陣営の予想に反して会場がガラガラになった。これはK-POPファンやTikTokユーザーが席だけ予約して会場に現れず、会場を空席にしたからと言われている。
また11月の大統領選挙後に、トランプ支持者らが抗議集会「Million MAGA March(100万人のMAGA行進)」を企画した時には、TikTokユーザーやK-POPファンが#MillionMAGAMarchにパンケーキの写真をつけて投稿し、このハッシュタグでパンケーキの画像が溢れた。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。